【トイレ掃除のコツ】掃除前のカラ拭きが大事。除菌もホコリもピカピカ!
こんにちは!掃除研究家のおそうじペコです。
トイレの床などの拭き掃除の手順はどのようにしていますか?便器掃除の後に、洗剤や使い捨てシートで拭いておわり!と思っていたらちょっとお待ちください。
実はそれではきちんと雑菌や汚れがとれていないかもしれません。
◆トイレ内の汚れはひとつではない?!
実はホコリが積もっている
まず、トイレの中にどんな汚れがあるのか考えて見ましょう。
トイレ内では衣類の着脱を繰り返し、トイレットペーパーのロールを回して千切ります。衣類からは繊維、トイレットペーパーからは細かい繊維クズが飛散します。これらは空中を浮遊し床やトイレタンク、便器のフタの上にホコリとなって降り積もっていきます。
尿や汚物はもちろん、トイレ内にはこうしたホコリが雪のように降り積もっているのです。
ホコリをそのまま拭いてしまうと・・
特にトイレの床のホコリは飛散した尿や汚物、多くの雑菌を含んでいます。また、床以外の場所も平面部分にはホコリがうっすらと積もっています。この降り積もった状態のホコリの上から水拭きや洗剤拭きをすると、雑菌を含んだホコリや水を含んで汚れとなったホコリを塗り伸ばしてしまいます。
つまり、きれいにするはずの拭き掃除が、意外にも汚れと雑菌を広げる結果になっているということです。
◆ウエスを使った除菌対策方法
掃除前のカラ拭きが大事!
ホコリの塗り伸ばしの予防対策は、あらかじめ乾いた状態で拭いてしまうことです。
拭き掃除をする前にトイレ内全体のカラ拭きをし、あらためて洗剤で掃除することで効率よく除菌(※)と汚れを落とすことができます。
※すべての菌を除菌できるわけではありません。
ウエスを使ったカラ拭き方法
拭き掃除前のカラ拭きの手順です。
雑菌を含むトイレの掃除なので使い捨ての乾いた布を使用します。
筆者が使用しているのは、キッチンなどで使い古したカウンタークロスです。不織布素材で数回洗っているので、やわらかくホコリの拭き取りにも便利です。
トイレットペーパーやドライシートなど表面がザラザラしているものは、便器のフタなど設備の表面に傷をつけるおそれがあるので向いていません。
1.設備のカラ拭きをする
ウエスを4つ折りにし、表面1・2でカラ拭きをします。
汚れ度が低い場所から高い場所の順番に拭きます。トイレットペーパーホルダーのフタ、トイレタンク、便器のフタなどの順番です。汚れたら表面1から2へ変えます。
ウエスは往復せずに一定方向に拭き取るとホコリが拭き戻りません。
2.床のカラ拭きをする
表面3・4で床のカラ拭きをします。
床は、ミニワイパーを利用すると楽に拭けます。表面3で右側、表面4に変えて左側を拭きます。奥から手前に拭きます。
※ミニワイパーは100円ショップで300円商品としても販売していますが、在庫がないことが多いため、各店舗に問い合わせてみてください。
3.洗剤を使って設備の拭き掃除をする
ホコリがなくなった状態で、あらためてトイレ用掃除シートや洗剤を使用して設備の拭き掃除をします。
4.最後に壁と床の拭き掃除をする
カラ拭きに使ったウエスを裏返してミニワイパーに装着します。ウエスに洗剤を噴射して、裏面1・2で壁を拭きます。壁は腰より下、便器より奥側が汚れやすいので丁寧に拭き取ります。
同じように裏面3・4に洗剤を噴射して床を拭きます。
カラ拭き→洗剤拭きの順番で拭いていくのが基本です。
◆除菌だけでなく拭き掃除の仕上がりも違います
掃除前のひと手間のカラ拭きを加えるだけで、効率的な除菌(※)と掃除ができます。ホコリは水を含むとベタベタして拭き残りの原因にもなります。ホコリをカラ拭きしておくことで、その後の拭き掃除の仕上がりがピシっときれいに仕上がります。
きれいなトイレには金運の神様が宿るといいます。慣れてしまうと数秒でできるので「掃除前のカラ拭き習慣」を取り入れてみてください。
※すべての菌を除菌できるわけではありません。