折りたたみスマホは来年2つ折り財布のような1画面収納タイプになる? 韓国サムスンが投入予定
来年2019年初めに韓国のサムスン電子が折りたたみ式の最新スマートフォンを投入する計画だと、米メディア『ウォール・ストリート・ジャーナル』が7月18日に報じました。
サムスン社内でコードネーム「Winner(勝者)」と呼ばれているこの折りたたみスマホは、画面サイズ約7インチ(対角)で財布のように2つ折りにできるそうです。
また、折りたたんだ状態では前面に小さなディスプレイが、背面にカメラがある状態になるとのこと。
2画面合体だった折りたたみ
折りたたみスマホといえば、ドコモが2018年2月にZTEの2画面スマホ『M Z-01K』を発売したことが記憶に新しいことでしょう。
しかし、この『M Z-01K』は2枚の液晶画面がヒンジでくっついているだけのものであり、折りたたみではあるものの「1枚画面の折りたたみ」ではありません。
海外のガジェットファンなどが作成する折りたたみスマホのコンセプトイメージなどもこの手の2画面構成が多く、実際に折りたたみスマホが発売されたとしてもヒンジ部分をスワイプしたときの操作感はどうなるのだろうと疑問でした。
1画面を折りたためるスマホ
しかし、今回の報道を読むかぎりではサムスンのスマホは1枚の液晶画面をヒンジなしで折りたためる方式のようです。
サムスンは2016年に折りたたみ式スマートフォンの特許を申請しており、提出された文書の画像を見ると報道の内容は一致しています。
また、画面サイズが対角7インチであると考えると、その大きさは高さ155ミリ、幅87ミリ(アスペクト比16:9と仮定)のタブレットサイズに収まるものと思われます。
まさか7インチサイズで高さ87ミリ、幅77.5ミリの液晶画面の2枚構成ということはないでしょう。小さいスマホとして人気の『iPhone SE』ですら高さ123.8ミリのため、大きさを考えると1画面構成が正しいと推測できます。
この折りたたみスマホ「Winner」は、1,500ドル(約17万円)以上の価格になるとみられています。