【HSPの治し方】「自身のHSPと、どうつきあっていけばいいのか?」をお教えいたします。
こんにちは。
精神医学と性格心理学に詳しい
心理カウンセラー(公認心理師)の竹内成彦です。
今日は、「HSPの治し方」というテーマでお話したいと思います。
HSPとは、ハイリー、センシティブ、パーソンの略で、敏感な人という意味です。軽い人、重い人がいるのですが、人口の約20%がHSPと言われています。
で、「HSPの治し方」なのですが、
HSPは、病気ではなく、生まれつきの気質でもあり体質でもあるので、医学的に治療するものではありません。よって、本来は、治すものではなく活かすもの、自分のHSPの特性の理解を深め、生きづらさに対処する方法を知ることが1番の解決になります。
けれど、世の中には、敏感すぎて、メンタル不調になっている方もいらっしゃるので、今日の記事では、どうしたら、もう少し自分の敏感さを抑えることが出来るのか? いう観点からお話を勧めていきたいと思います。
では、早速。
HSPの治し方、その1。
後天的性格を改善する。
HSPは、ほぼ先天的なものなのですが、後天的、育っていく過程で、HSPの特徴を身につけてしまった方が大勢いらっしゃいます。実際、私のカウンセリングルームにも、生まれてから身につけた性格で、HSPになってしまった…とおっしゃる方がご来室されます。彼らは、エゴグラム性格診断でいうところの、ACが非常に高い…という特徴を持っていることが多いです。
そういう人は、口うるさい、もしくは暴力的な親に育てられたことが多く、親の顔色を窺いながら生きてきたため、「他人の気分に左右される」という、HSPの方が持つ特徴を有してしまった…ということが考えられます。
では、そういう人は、どうしたらいいのでしょうか?
ひとことでと言うと、開き直って生きることです。「人からどう思われてもいいや」と開き直って生きることです。そうすれば、他人の気分に左右されにくくなります。
これは、口で言うのは簡単ですが、奥深い性格の問題ですから、改善するのには時間を要します。専門家の力を借りながら、じっくりしっかり性格改善に取り組んでいって欲しいと思います。そうすれば、HSPの方特有の「他人の気分に左右される」ということが少なくなります。
続いて、HSPの治し方、その2。
身体に良い物を食べ、身体に良くない物を食べない。
HSPの方が持つ、「明るい光に弱い、強い臭いに弱い、ザラザラした布地が苦手、サイレンの音などに圧倒されやすい」等の特徴は、食べ物を変えることで、脳が刺激に反応しにくくなり、非常に楽に生きられるようになります。本当です。
では、何を食べればいいのでしょうか?
それは、ビタミンBが入っている物、そしてカルシウム・マグネシウムが入っている物を、積極的に摂取する…ということです。そうすれば、過敏は軽減されます。食べ物だけでは補いきれない方は、どうぞサプリメントをお飲みください。
次に、食べてはいけないものをご紹介します。
カフェインやファストフードやインスタント食品やお菓子です。
これらは、添加物や砂糖や人口甘味料が大量に入っているので、良くないです。今言った食べ物は、普通の人には何でもないですが、HSPの方にとっては大敵で、脳を過敏にさせてしまうのです。
良い食べ物を食べ、良くない食べ物を避けるだけで、過敏さが軽減されるというのは、大きな朗報ではないでしょうか。ぜひ1度お試しください。
続いて、HSPの治し方、その3。
発達障害に詳しい医師がいるメンタルクリニックへ行く。
「自分は敏感だからHSPだ」と思ってらっしゃった方が、実は発達障害だった…ということが少なくないです。ですから、些細なことで驚きやすい人や、マルチタスクが極端に苦手な人は、発達障害に詳しい医師がいるメンタルクリニックへ行って、1度検査してもらい、必要ならば、お薬を飲むのが宜しいかと思います。
以上です。以上、3つ申し上げました。
今は、HSPが大ブームです。20年ぐらい前に流行ったアダルトチルドレンを凌ぐ勢いです。世の中には、HSPを治したくない人がいるいっぽうで、HSPを治したい人もいるので、今日は、そういう人のために、HSPの方が持つ敏感さを緩和させる方法をお伝えしました。ぜひ、参考にしてみてください。
尚、蛇足かもしれませんが、HSPを治したくない人というのは、驚くほど大勢いて、そういう人たちは、「私は、HSPなので心傷つきやすいの。だから、みんな、私にもっと気を使って」等と言って、相手をコントロールしようとする人たちです。そういう人たちに近付くと、あっと言う間に、こちらが加害者にさせられかねませんので、HSPを高らかに謳う人には、どうぞ気をつけて付き合っていきましょう。
今日も最後までお読みくださって、どうもありがとうございます。
心から感謝申し上げます。
この記事を書いた人は、心理カウンセラー(公認心理師)の竹内成彦です。