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【京都市】中京区『京の夏の旅』「新撰組」ゆかりの「旧前川邸 東の蔵」古高俊太郎が拷問うけた場初公開!

高津商会RICALIFE&文化芸術☆プロデューサー/ジャーナリスト(京都市)

京の夏の旅』で、文化財の特別公開など行われています。

「2023年は『新撰組』結成160年&世界遺産」をテーマに通常非公開の建築・仏像・庭園などの文化財が特別公開されます。

2023年7月8日(土)から9月30日(土)まで
10:00〜16:30(16:00受付終了)
(場所により公開時間や料金が変わりますので、ご確認ください)

今回初公開の「旧前川邸 東の蔵」は、池田屋事件の端緒の場・新撰組屯所跡に残る土蔵になります。

『旧前川邸』とは文久3(1863)年から2年間、『新選組』の屯所となった建物です。

前川邸は掛屋(両替商)を営んでいました。

1837年に建てた「西の蔵」(味噌蔵)と1839年に建てた四重扉の厳重な「東の蔵」(貴重品保管庫)の二つの蔵があります。

旧前川邸の東の蔵の造りは一般的な建築物には見られない工法や細工が用いられてます。

令和3年夏の豪雨により、新選組屯所 旧前川邸の土蔵の屋根が崩落 しました。歴史ある建築物を後世に残すため、崩れた屋根の修繕と、屋根瓦の葺き替え工事が終わって初めての公開となります。

「東の蔵」の一階では京都御所や京都守護職などの貴重品を保管していたと説明を受けました。

二階に上がると生々しい歴史を感じます。

二階の床の一部も開け、地下金庫まで通じるようになってます。

二階の床から地下金庫まで通じる場所には、荷物昇降用の荒縄が吊るされています。

なんだか生々しい様子です…

ここは、土方歳三による古高俊太郎への拷問が行われ、その自白をもとに、新撰組が尊王攘夷派の志士を惨殺・捕縛した「池田屋事件」により『新撰組』の名は一躍有名になりました。

蔵であるがゆえに、壁が分厚く外に拷問の時の声が聞こえないから、残念なことかもしれませんが拷問するには完璧な場所だったようです。

また、「新撰組」総長を務めた山南敬助は、「新撰組」を脱走したことで前川邸において切腹したと伝わります。(実際に切腹したと伝わる仏間は公開されません)

「旧前川邸」では、週末または平日でも日によってはオープンしているお土産物屋さんもあります。

「高津商会」の小道具たちが活躍している時代劇ドラマや映画に出演している俳優さんや関係者のサインなども飾られていました♪

ご挨拶をすると、とっても喜んでくださり今後ともよろしくお願いします♪とのこと〜「新撰組」がつなぐご縁ですね♪

旧前川邸 東の蔵
場所:京都市中京区壬生賀陽御所町

旧前川邸 土産物
場所;京都市中京区坊城通綾小路下ル
土日祝日 10:00~17:00
※玄関(当時の勝手口)で、オリジナルグッズ、新選組に関するグッズを販売

京の夏の旅コールセンター
TEL 075-585-5181(9:00~17:00)

LIFE&文化芸術☆プロデューサー/ジャーナリスト(京都市)

京都で生まれ育つ。世界各地を周遊、欧米中心に20年ほど滞在し京都に帰還。日本のコアな伝統文化や芸能、神社仏閣や裏歴史、催事らを国内外の旅サイト・雑誌・新聞で執筆。経験に基づく“陰謀説”の電子書籍出版あり。フォトジャーナリスト、写真映像家、音楽・イベントプロデューサー、特殊ツアープロデュース・ガイドから日本庭園庭師までマルチに活躍。日本映画の発祥時より美術に携わってきた”ジャパニーズハリウッド”京都太秦にある老舗『髙津商会』にて映画・美術装飾・アート&エンタメ、海外事業に携わりつつ伝統文化・芸能などに関わる史実や古美術らについて勉強中。『京愛』や『日本愛』を深め世界進出を夢見る毎日。

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