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遊びがやめられない子には原因があった!保育士が教える、気持ちを切り替えやすい声をかける時の簡単なコツ

ぽん先生保育士

こんにちは!ぽん先生です。

「少しでも楽しく子育てを!」をモットーに、現在子育てや育児に関する情報の発信を行っている現役の保育士です。

今回は頂いたご質問はこちら。

Q:3歳の息子は一度遊び始めると遊びを中断できず、なかなか食事が始められなかったりして困っています。すぐに遊びを止めさせる方法はありますか?

こちらの解決方法についてご紹介していきたいと思います。

※動画は1分00秒です。

「いつまで遊んでるの!」「早く片付けなさい!」

遊ぶことが大好きな子どもたち。

とはいえ、早く片付けてほしい時にいつまでもダラダラと遊んでいる姿を見ると、ついイライラしてこんなことも言ってしまいたくなりますよね。

子どもたちの遊びをすぐに中断する方法はないのでしょうか?

大丈夫!

ある方法さえ知っていれば、すぐに片付けてくれるかもしれませんよ。

これで解決!

そんな悩みを解決するには、子どもが手に持つおもちゃと会話すると良いでしょう。

例えば、食事の準備ができたのになかなか席に着かない場合、「いますぐ来ないならもうごはん無しだからねっ!!」と子どもではなく、子どもが遊んでいるおもちゃを厳しめに叱ってみると良いかもしれません。

子どもでなくおもちゃに話すメリットは大きく分けて2つあります。

1 子どもの遊びに入り込んで話せる

遊んでいる子どもには、現実の世界から声をかけてもなかなか聞き入れてくれません。

そんな時は、子どもたちの遊びの世界に入り込んで話すと良いのです。

例えば、子どものおままごとに入れてもらいたい時。

「ねぇ私もやっていい?」と現実の世界から話をするよりも、「ピンポーン!お邪魔しまーす!」と遊びの世界に入り込んだ上で話すとすんなりと受け入れてくれるのです。

そのため、おもちゃに声をかけるようにして、現実ではなく遊びの世界に入り込んで会話することと良いでしょう。

2 俯瞰して物事を捉えられる

子どもたちは「今のやり取りの中では、自分はここが良くなかったかな?」といったように、その状況を俯瞰して見るのは無理ですよね。

特に自分が怒られている状況ともなれば、大人でも冷静に考えるのは難しいと思います。

でも、目の前で繰り広げられる大人とおもちゃのやり取りであればどうでしょうか?

まるで絵本や紙芝居を読んでいるかのように、「今はこの人のここが良くないんじゃないかな?」と俯瞰的に捉えられるのです。

それによってその時々の状況を理解しやすくなり、冷静に判断したり、落ち着いて行動したりすることに繋がっていきます。

遊びたい気持ちも大切に!

ここまで遊びを中断するために気持ちを切り替える方法をお話ししてきましたが、子どもたちにとって遊びはとても大切なものです。

しかし、育児しているとどうしても大人の都合で遊びを中断しないといけない場面が出てきますよね。

一度遊びの世界に入り込むと、遊びが一通り終わるまでに2時間前後もかかってしまうため、途中で遊びを中断することは子どもたちにとって非常に苦しいことなのです。

そういった気持ちをしっかりと受け止めた上で、遊びを中断してほしいことを伝えるようにすることで、子どもたちも納得してくれることが増えると思います。

詳しくは以前の記事親と一緒じゃないと遊べない!?一人で遊べない子に試してほしい、たった1つのポイントとはの方で子どもの遊びについて詳しく解説していますので、良かったらご覧ください。

いかがでしょうか?

動画では簡単に分かりやすく解説しているので、気になる方はそちらもご覧ください。

面白いと思ったら、ぜひ試してみてくださいね!

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保育士

東京都で働く保育士。「少しでも楽しい子育てを!」をモットーに活動中。

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