日本シリーズで「1イニングもリードされずに優勝」は1球団だけ。今年の福岡ソフトバンクもそうなる!?
昨年の日本シリーズで、福岡ソフトバンクホークスは、黒星を喫することなく優勝した。これは、延べ8球団目。そのうち、2005年の千葉ロッテマリーンズは、シリーズを通し、阪神タイガースにリードを許さなかった。4試合のスコアは、10対1、10対0、10対1、3対2。第1戦と第3戦は、それぞれ5回表と2回裏に1対0から1対1とされたものの、逆転されることはなかった。
無敗のまま優勝した他の7球団は、いずれも、相手にリードされ、そこから逆転した試合があった。例えば、昨年の場合、第1戦と第3戦の先制点は読売が挙げた。どちらも、ソロ本塁打による1点。第1戦は2回表に阿部慎之助、第3戦は1回裏に亀井善行が打った。ただ、2試合とも、福岡ソフトバンクは直後のイニングに得点。第1戦の2回裏と第3戦の2回表に、ジュリスベル・グラシアルが2ラン本塁打とソロ本塁打をそれぞれ叩き込んだ。シリーズ中、福岡ソフトバンクがリードされたのは、この2度だけ。同点に追いつかれたのも、亀井の2打席連続ホームランによって2対1から2対2とされた、第3戦の3回裏しかない。この時も、福岡ソフトバンクは直後の4回表に4点を挙げた。
今年の日本シリーズで、福岡ソフトバンクは、まだ一度も読売ジャイアンツにリードされていない。第1戦も第2戦も、先制点を挙げた後、同点に追いつかれたことすらない。第1戦は2回表に栗原陵矢が先制2ラン本塁打を打ち、5対1で勝利を収めた。第2戦は1回表に3点を挙げ、13対2と大勝した。
なお、4勝0敗で日本シリーズ優勝を飾った球団については、こちらで書いた。