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早速、「小林可夢偉・応援席」が鈴鹿F1日本グランプリに登場!!

辻野ヒロシモータースポーツ実況アナウンサー/ジャーナリスト
2012年、応援席を訪れた可夢偉 【写真:MOBILITYLAND】

「F1日本グランプリ」を開催する「鈴鹿サーキット」(三重県・鈴鹿市)が2014年10月3日(金)〜5日(日)にかけて開催される今年の「日本グランプリレース」の開催概要を発表した。

1月21日の夜に、小林可夢偉が「ケータハム」からのF1復帰を発表したが、それから一夜明け、なんと即座に「小林可夢偉・応援席」の設置を発表した。今年で26回目の開催を迎える鈴鹿での日本グランプリは、F1の大きな規定変更にあわせる形で「Change,Change, Change.」をテーマに開催されるとのこと。

小林可夢偉応援席は2コーナーに設置

2012年のF1日本グランプリでの小林可夢偉 【写真:MOBILITYLAND】
2012年のF1日本グランプリでの小林可夢偉 【写真:MOBILITYLAND】

「ケータハム」から参戦する小林可夢偉の応援席は第2コーナー〜S字コーナーにかけての「C席スタンド」に設置。これは可夢偉が2012年に3位表彰台を獲得した時に大いに可夢偉ファンで盛り上がった場所。1コーナーへ向けてのスタートでの順位争いや、オーバーテイクショーが堪能できる位置にあり、S字コーナーでのコーナリングのバックショットも楽しめるので、マニアからライトな初心者ファンでも楽しめる位置だ。

2012年は可夢偉の地元、兵庫県・尼崎市からもバスツアーで多くの観客が来場するなど盛り上がったし、クラシックカーに乗ってパレードするのが恒例になっている「ドライバーズパレード」の際も、可夢偉はクルマを降り、応援席のファンに近づいて健闘を誓った。あのレースでまさに小林可夢偉というレーシングドライバーの大ファンになってしまった人はきっと多いことだろう。その思い出の空間が復活する。

見晴らしの良い2コーナーC席の上段は「小林可夢偉応援席・ドライバー・チーム応援席」となっており、他のどんなドライバーやチームの応援席が設置されるかは今後発表されるとのこと。応援席に限らず、現在のF1日本グランプリは観客の様々なニーズに応える形で、一眼レフで撮影するアマチュアカメラマン向けの「カメラマンシート」や、女性ファン同士専用の「レディースシート」、ファミリー向けの「ファミリーシート」などバラエティに富んだ観戦席が用意されている。少し見えづらい位置にある席は価格帯が低く設定されたアウトレット席という形で販売されたり、それぞれのスタイルに合わせたチケットが用意されているので、じっくり見極めたいところ。

良い席を常連ファンは知っている。

ここ最近のF1日本グランプリの傾向として、鈴鹿でのF1観戦に慣れたファンが多く、20年以上、毎年鈴鹿に通っているファンも多数居る。そのため、ファンそれぞれの定番の観戦席があったりするし、鈴鹿に通い慣れたファンはどの席で見ると楽しいというノウハウを知っている。人気の席は発売と同時に売り切れ、または売り切れ寸前にまで行く事も多いので、せっかく観に行く年に1度の日本グランプリなのだから、早めに狙いを定めておくのが吉。

また、今年は消費税率の改訂があるため、2014年3月31日(月)23:00に一旦チケットの販売が締め切られ、2014年4月1日(火)午前10:00以降の販売再開の時にはチケット料金が改訂される。既に今年の観戦の心づもりができているファンは3月中にチケットを購入すると、少し安く購入できることになる。チケットの価格や詳細は、今後順次、鈴鹿サーキットの公式ホームページで発表されるので、それを参考にして頂きたい。

F1日本グランプリのチケットは3月9日(日)午前10:00より、「鈴鹿F1チケットサイト」でまず東コースエリアのチケットが発売開始予定。その後、企画チケットなどは3月16日(日)午前10:00より販売予定とアナウンスされた。

チケットの購入方法は(1)鈴鹿サーキット インターネット販売(鈴鹿F1チケットサイト)(2)プレイガイドでの販売(ローソンチケットの独占販売)(3)ローソン、ミニストップでのコンビニエンスストア販売 (4)電話での通信販売(ローソンチケットの自動音声予約/オペレーター予約)の4つの方法が用意されているとのことだ。

F1日本グランプリ(2013年) 【写真:MOBILITYLAND】
F1日本グランプリ(2013年) 【写真:MOBILITYLAND】

可夢偉の復帰で今年は昨年以上の盛り上がりを見せる事は確実のF1日本グランプリ。今後発表されるイベントを含めて、ファンにとって楽しみな企画やニュースが続きそう。2015年に復活する「マクラーレン・ホンダ」に対する期待も高まって行くだろうし、今までに無い高揚感に溢れた日本グランプリになりそうな気がしてならない。

鈴鹿サーキット 公式サイト

小林可夢偉が「ケータハム」からF1復帰

参考記事:「小林可夢偉、F1におかえり!信じずには居られない「可夢偉」の倍返し!」

モータースポーツ実況アナウンサー/ジャーナリスト

鈴鹿市出身。エキゾーストノートを聞いて育つ。鈴鹿サーキットを中心に実況、ピットリポートを担当するアナウンサー。「J SPORTS」「BS日テレ」などレース中継でも実況を務める。2018年は2輪と4輪両方の「ル・マン24時間レース」に携わった。また、取材を通じ、F1から底辺レース、2輪、カートに至るまで幅広く精通する。またライター、ジャーナリストとしてF1バルセロナテスト、イギリスGP、マレーシアGPなどF1、インディカー、F3マカオGPなど海外取材歴も多数。

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