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目を惹く寄せ植えは色が違う!皆に愛される寄せ植えとは?

グロ子園芸愛好家 / FPライター

こんにちは、ファイナンシャルプランナーの園芸愛好家グロ子です。

寄せ植えをつくり張り切って飾ったものの、どうも皆に見てもらえている気がしない。
置いていても全然目に留まらず、花に存在感がない。
そんな寄せ植えありますよね。

数多く寄せ植えをつくって私がたどり着いた結論があります。
寄せ植えの印象は「色」で決まる!
飾った後によく褒めて頂く寄せ植えには、共通した花色があったのです。
花色にこだわって、皆に鑑賞してもらい、喜んでもらえる寄せ植えをつくりましょう。

鉄則!花色には進出色を使う

「キレイに咲いてますねー」
そういわれる寄せ植えには、必ず花色に進出色を使っていました。

進出色って何?
そう思われるかもしれません。
普段はあまり耳にしない言葉ですが、進出色とはその名の通り前に飛び出して見える色のことです。
下の図形を見て下さい。
左のオレンジ色の方が、右の薄紫より手前にあるように見えます。
それはオレンジ色が進出色だから。
大雑把にいうと、暖色系の明度の高い鮮やかな色が進出色です。

これが寄せ植えになると下のイラストになります。
オレンジ系の寄せ植えとパステルカラーの寄せ植えが並んでいると思って下さい。
右のオレンジ系の寄せ植えの方が目に飛び込んできませんか?

花に興味がない人にも、花があることを認識させる力があるのは進出色だから。
まずは目に留めてもらわないと花を観賞してもらえません。

間近で鑑賞するなら、間違いなくどちらもかわいい寄せ植えです。
でも2歩下がるとパステルカラーの寄せ植えはボケた印象に変わり、背景に埋もれてしまいます。
お手本の写真では、遠くのパステルカラーの寄せ植えでも、存在感がありとても目立っています。
でもあれは計算された背景と、プロカメラマンによる照明があってこそなんですよね。

高齢者には明暗差を利用しよう

高齢になると目の水晶体がにごり、視界が茶色くぼやけてきます。
病院や施設に寄せ植えが飾ってあるのをよく見かけます。でも色調によってはさっぱり目立たず、きっと高齢の方は花があることにも気づいていないだろうな…と残念に思うときがあります。

色に明暗差をつけると、高齢になった方でも花に気づいて下さることが各段に増えます。
難しく考える必要はなく、私は進出色に白を添えるか、明度の高い色を反対色で組み合わせています。

私のよくやる取り合わせは上のイラスト。
寄せ植えを飾る位置も少し高くして、より視界に入りやすいように工夫しています。

花に気がついてもらえるということは、花を楽しんでもらえる第一歩です。
会話が弾むきっかけにもなりますよね。

寄せ植えは適材適所

花色を限定した寄せ植えは不本意に思われるかもしれません。
私も以前は自分で寄せ植えをつくっていて「これは私の趣味ではないなぁ」と思う時がありました。

でも自分で作りたい寄せ植えは別に作って飾ればいい。
多くの人の目に留まって欲しいと思うなら、多くの人に花を楽しんでもらいたいと思うなら、自分の好みより優先するべきものがあります。
人の心を動かすのは、高い技術ではなく、どうすれば喜んでもらえるかを試行錯誤する作り手の努力です。

視界に入って思わず鑑賞したくなる花には、見る人の気持ちを明るくする力があります。
花を喜んでもらえると、花を世話しているこちらも嬉しくなります。
進出色の花を使って、皆が幸せになるような寄せ植えをつくってみませんか。

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園芸愛好家 / FPライター

花、野菜、盆栽、コンポスト、ありとあらゆる植物系お稽古事をやり尽くした園芸歴30年のFPライターです。私の強みは自分で実際に経験した幅広い園芸ネタ。FPとしてコスパよく園芸を楽しむコツもお伝えします。コキア友の会代表(会員私だけ)

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