【フィレンツェ&ピサみどころ15選】2024年最新!絶対に行きたい注目スポットを全部紹介!
街全体が世界遺産に指定され日本ではまず味わうことのできない、異世界感を感じられる街フィレンツェ。
トスカーナの丘に囲まれ、芸術の都とも言われるフィレンツェは、
どこを切り取っても絶景で、「屋根のない美術館」といわれています。
美をこよなく愛した中世フィレンツェの人々が、持てる富とセンスのすべてをつぎ込んで作り上げた街、フィレンツェ。
生きる喜びと、人生を謳歌するエネルギーにあふれたルネサンス時代の人々の暮らしを感じられるポジティブな雰囲気は抜群です。
そんなフィレンツェにおける観光の見どころとグルメの見どころを合わせて15選ご紹介していきます。
前回のローマ特集はこちら。
【ローマ注目スポット14選】
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【ローマグルメ9選】
イタリア・ローマのグルメを完全攻略!本場の味をぜひここで
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1. Santa Maria Novella
まず、フィレンツェ到着後、駅の近くで、ぜひとも訪れてほしいのが、駅名にも含まれる、サンタ・マリア・ノヴェッラ薬局。
現存する世界最古の薬局とされており、13世紀のドミニコ派の修道士が、病人を癒すために薬草を調合したのがその始まりとのこと。
オーデコロンや石鹸、ポプリという木・花・葉・果皮・エッセンシャルオイル(精油)などを混ぜた芳香剤などが今でも当時の修道士たちのレシピで作られています。
天然栽培の草花や天然油脂が使われていて、お土産としても大人気。
パッケージも美しいので、特に女性の方におすすめです。
そして、男性でも訪れてほしい理由が、建物自体の様式美。
修道院内部の教会として使われていた場所が現在の販売ホールとなっており、フレスコ画に彩られた内装も必見です。
私も商品自体より、むしろその空間づかいに心を奪われてしまいました。
2. Hotel Villani
今回宿泊したのはHotel Villani。
フィレンツェの旧市街に位置し、朝食がいただけるテラスでは素敵な景色を楽しめます。
ホテルはトスカーナ スタイルで装飾され、上質さ、エレガントさを備えています。
街並みにあったその内装は、中世の貴族の暮らしを疑似体験できるような感覚かもしれません。
今回宿泊したのは、ラグジュアリートリプルルームというスタイルの部屋。
2人での宿泊だったのですが、大きなダブルベッドとシングルベットがついた、3人部屋でした。
客室からは、ドゥオーモのパノラマビューを眺めることもできるので、朝からフィレンツェの世界観を堪能できます。
2つ星ホテルではありますが、フィレンツェ自体のホテルの相場が高く、
2人で泊まって2泊で88,788円。
先日ローマ特集で宿泊した4つ星ホテルですら、同じ2泊で2人で泊まって82,423円と、むしろ安かったので、その高さがうかがえます。
シャワールームこそ、少し不便さを感じ、また、ドライヤーも風量が不安定でしたが、テラスの絶景含め、立地を考えると十分だと感じました。
そんな朝食会場はテラス席が抜群。
フィレンツェ歴史地区のシンボル「ドゥオーモ」と「ジョットの鐘楼」を一望できる絶景です。
朝食メニューはビュッフェスタイルで、種類も豊富。
チーズやハム、ヨーグルトにパン、そして、カプチーノなどのエスプレッソドリンク。
加えてフルーツやスクランブルエッグなどもありました。
シンプルながらも十分にお腹を満たすこともできると思うので、ぜひたっぷりご堪能ください。
3. Venchi
さて、ここで街歩きでぜひいただいてみてほしい、ジェラート店のご紹介。
そもそも、ここフィレンツェはイタリアを代表するスイーツのひとつであるジェラート発祥の地。
本場ならではの絶品ジェラートを味わうことができるカフェやジェラテリアがあちらこちらに並んでいます。
そんな数々のお店からご紹介したいのが、こちらVenchi。
過去に、銀座編の企画でもご紹介しているのですが、本場はイタリア。
今回の旅でもぜひ本番を味わってみたいと思って訪れました。
もともとはイタリア第四の都市トリノがあるイタリア北西部のピエモンテが発祥。
140年の歴史を持ち、今でも地元産のヘーゼルナッツをふんだんに使って提供するチョコレート店です。
そんなチョコレート店が作るこだわりのジェラートをぜひお試しください。
4. ポルチェッリーノの噴水
フィレンツェの人気者、新市場の一角にゆったり寝そべるイノシシ像がポルチェッリーノの噴水。
幸運の子ブタという愛称があり、なんでも鼻先を撫でると幸せになれるのだとか。
Venchiのすぐそば、フィレンツェの新市場のロッジア (回廊)にあるので、ぜひ、お立ち寄りください。
5. ジョットの鐘楼
続いては、ドゥオモの南側に建つ外壁のレリーフが美しい鐘楼。
画家ジョットの設計により1334年に着工し1359年に完成しています。
フィレンツェの中で三番目に高い建物で「天井のない美術館」とも言われます。
464段の階段を上ると、レンガ色の屋根に覆われたフィレンツェの街を見渡せる代表的な絶景スポットです。
今回も空いた時間で登ろうと思ったのですが、事前予約が必要な時刻指定の入場券が必要だったので、断念。
気になる方は、あらかじめ予約の上、訪れるようにしてください。
6. ヴェッキオ宮殿&ロッジア・ディ・ランツィ
続いては、
ミケランジェロとダ・ヴィンチが競い合って壁画を描いたというエピソードで有名ヴェッキオ宮殿。
フィレンツェ共和国時代に政庁舎として使われた後、一時メディチ家が住居に使用。
フィレンツェの歴史に欠かせない建築物の一つです。
現在も市庁舎として使われており、一部を見学エリアとして公開しています。
今回は、無料で入場可能な範囲のみの観覧でしたが、こちらも博物館や塔の中など、必見のスポットです。
もう一つは、ロッジア・ディ・ランツィ。
回廊の陽気な雰囲気は、重々しいヴェッキオ宮殿と好対照をなしています。
もともとは、市民の集会を行う場所として建てられ、屋根こそあるものの、事実上、古代およびルネサンス美術の野外彫刻展示場になっています。
数々の彫刻品をぜひご覧ください。
7. All’Antico Vinaio
さて、ここで中心部から少し歩いて移動するのですが、その際に食べ歩きでいただいてほしいグルメのご紹介。
ここは、1989年に誕生したアル アンティコ ヴィナイオ。
2014年以降はトリップアドバイザーで高く評価されたことをきっかけに、人気店に。
その人気の理由は、有名な料理とワインの雑誌である Saveur 誌が2016年に世界最高のサンドイッチと評したサンドイッチ。
現在は、イタリアとアメリカに20店舗を持ち、その人気は健在です。
使用している材料は全て地元トスカーナで採れた食材ばかり。
特にハムやサラミが絶妙で、唯一無二の巨大なパニーノとして、贅沢にいただくことができます。
8. Clet’s Common Man
さて、こちらはフィレンツェの有名スポットヴェッキオ橋を見下ろす橋にある彫刻。
2011年に当時し、たびたび撤去と再設置を繰り返す、何かと話題の現代アート。
日々何千もの困難を乗り越える普通の人、未知の世界へ一歩踏み出す自由な人物への記念碑とのことなので、見つけたらぜひ確認してみてください。
9. ミケランジェロ広場
続いてご紹介するのはミケランジェロ広場。
冒頭でご紹介した通り、街全体が世界遺産であるフィレンツェを一望できる絶景スポットです。
中心部からは徒歩で向かうことになり、それなりに体力も使うのですが、
特に、広場から望む夕暮れ時のフィレンツェの街は抜群。
この日は、少々天気が良くなかったのですが、それですら素敵な思い出になったので、よほど天気が悪くなければ、向かうことをお勧めします。
10. ヴェッキオ橋
フィレンツェ最古の橋として知られるヴェッキオ橋。
アルノ川に架かる二層の橋で、かつてはウフィッツィ宮殿とピッティ宮殿を結ぶ、渡り廊下だったとのこと。
アレノ川の流れの中でもちょうど川幅が狭くなるところにかけられており、
古くはローマ時代から人々に親しまれていたと言われています。
現在かかっている橋は1345年に再建されたものですが、それでもすでに650年以上の歴史を誇る、フィレンツェでも欠かせない観光スポットです。
11. レプッブリカ広場
高級ブランドが並ぶトルノヴォーニ通りとドゥオーモ広場のすぐ近くにある広場。
広場としての歴史は古く、紀元前にはローマ人が建設した神殿などがあったようですが、その後整備され、現在は市民の憩いの場になっています。
広場は映画のロケ地にも利用され、特徴的なのはメリーゴーランド。
設置の背景は不明ですが、撤去されそうになった際は、署名運動もされたとのこと。
ぜひ、ランドマークを眺めつつ、その空気を感じてみてください。
12. Il Granaio Ristorante
フィレンツェにてぜひ、訪れてほしいディナーの場は、ここIl Granaio Ristorante。
誕生は2022年と新しいお店なのですが、レンガ作りの開放的な雰囲気が印象的な人気店で、量り売りでいただけるフィレ肉が特に極上。
お肉はリブなら1.3kg以上、フィレなら1.5kg以上と大ボリューム。
1kgあたり79ユーロとお値段も相当するのですが、味は間違いなしなので、
ぜひ奮発していただいてみてほしいです。
厳選されたワインもお肉と一緒に楽しめるので、この機会にお試しください。
13. Mercato Centrale Firenze
フィレンツェでも有名な中央市場メルカート。
メルカートという言葉自体、イタリア語の市場。
ここの1階では食材が販売されており、肉や野菜はもちろん、生ハムやチーズ、ワインなどのイタリアらしい食材の購入もできます。
市場内では日本人スタッフが働いているお店もあるので、
イタリア語ができなくても、英語が苦手でもしっかり楽しめます。
そして、今回訪れたのは市場の2階。
ピザ屋、ケーキ屋などの飲食店がずらりと出店されており、どれも全てが美味しそう。
ここの職人は、メルカート セントラル プロジェクトの中心と位置付けられており、知識も豊富。
自分たちの生産物について熟知し、知識と熱意を持っている人が大勢集まって成り立つコミュニティなようです。
パンや焼き菓子、新鮮な魚、揚げ物、ベジタリアン料理やビーガン料理、肉や水牛のモッツァレラ、チーズ、チョコレートやジェラート、生パスタ、ワイン、ランプレドットやトリュフなど、すべての店へのこだわりがあるので、ぜひご堪能ください。
14. I Vecchi Sapori
ピサ駅からピサの斜塔に向かう途中にある郷土料理のお店。
ここでは、塔に昇る前の腹ごしらえとして来ました。
メニューは日替わりとのことで、タイミング次第でラインナップは異なってくるのかもしれませんが、フィレンツェの郷土料理を基本にさまざまな家庭の味を楽しめます。
値段も比較的リーズナブルで、テイクアウトも可能なので、地元の人も多く訪れるお店です。
特にお肉料理が美味しいとのことだったので、この日は肉団子を注文。
また、カンパーニア州のナポリ発祥と言われているイタリア料理、ラザニアもいただきました。
まさに、家庭料理らしいカジュアルながらも抜群の味でした。
15. ピサの斜塔
さて、最後はピサの斜塔のご紹介。
ガリレオ・ガリレイが実験を行った場所として有名なピサの斜塔。
質量の異なる二つの物体を落として、その物理法則を検証したことで知っている人も多いのでしょうか。
そんなピサの斜塔は、おそらく誰もが知っているであろう有名な建造物。
もちろん予約は必須。
今回は、公式サイトから予約しましたが、別途ローマ編にてご紹介したとおり、
英語が不慣れな方などは、Veltraなどのツアー予約サイトで予約するのも良さそうです。