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【早く知りたかった】じゃがいもは「チルド室で保存して下さい!!」料理人からのお願い

こんにちは、板前のぱぷちゃんです!

皆さん「じゃがいも」好きですか?

じゃがいもは年中、スーパーで購入する事ができ、私たちにとって身近な食材の1つです。また、年中購入できるせいで「旬」をご存知じゃない方も多いでしょう!

そんな方のためにざっくりとじゃがいもの旬について説明したいと思います。

【じゃがいもの「旬」】
じゃがいもの旬は地域や気候によって異なりますが、一般的には、秋から冬にかけてが旬とされています。
日本では9月から翌年の2月ごろが主な収穫時期です。
※収穫時期は地域や品種によって違いあります。

ちなみに、生産量の第一位は「北海道」で全体の約7割の占めています。

そして、北海道のじゃがいもが美味しいと言われる理由は「雪室貯蔵」にあります。雪国の北海道では、じゃがいもを雪の中で埋める「雪室貯蔵」という保存法があります。

雪室貯蔵は長期間保存ができるだけでなく、甘くなります!なんと、雪室貯蔵したじゃがいもは収穫したじゃがいもと比べて糖度が16倍にもなるのです!この低温で甘くなる現象を「低温糖化」といいます。

じゃがいもは「常温」で保存するのがもはや定番になっていますが、実は「チルド室保存」がオススメなのです。

一体なぜ、「チルド室」なのか?理由は「低温糖化」を再現出来るからです。じゃがいもは0度に近づくと、凍らないようにと「でんぷん」を分解して糖を作り出します。これが甘くなる理由です。しかし年中、雪がある訳ではありません。

手軽に「低温糖化」を再現出来るのが「チルド室保存」なのです!

効果は「雪室貯蔵」ほどではありませんが、チルド室で2週間保存すると甘さは約2倍になります。

また、甘くなると人間は満足感が増しますので、ご飯などの炭水化物を控えたい場合に最適です。

具体的な保存手順

最後に具体的な保存手順について見ていきましょう!

まず、覚えておいて下さい「じゃがいもを保存する上で最も気をつけるべきは『乾燥』です」

①じゃがいもをキッチンペーパーor新聞紙で包む
②その上から「濡れたタオル」でおおう
③袋に入れて、チルド室にGO!

②の「濡れたタオル」無いよ!という方は、乾いた新聞紙で包んでから、濡れたキッチンペーパーでおおうようにしましょう!

もう一度、最大のポイントは乾燥させない!

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