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サムスン8連敗 ピレラが2戦連発もオ・スンファンが4点リードを守れず<韓国KBOリーグ>

室井昌也韓国プロ野球の伝え手/ストライク・ゾーン代表
2試合連続となる15号ソロを放ったピレラ(写真:サムスンライオンズ)

9日のKBOリーグはコチョクドームの試合が14時開始、その他4試合は18時開始のナイトゲームで行われた。

サムスンライオンズ-SSGランダーズ(テグ)は7回を終わってサムスンが9-5でリード。サムスンは8回表の守り、2死一、二塁の場面で抑えのオ・スンファンを投入した。

この日のオ・スンファンはコントロールが安定せず、先頭打者を歩かせて満塁にすると、続く1番チュ・シンス、2番チェ・ジフンにも四球が続き、連続押し出しで2点を献上した。さらに3番パク・ソンハンに走者一掃の三塁打を喫して9-10とゲームをひっくり返された。

しかしサムスンは8回裏に1点を挙げて10-10の同点とし、オ・スンファンも9回表は三者凡退に抑えて、同点のまま延長戦に突入した。

サムスンは10回から6番手投手にチャン・ピルチュンを投入。SSGはこの回も相手の四球をきっかけに満塁のチャンスを得ると、4番ハン・ユソムが3点二塁打を放って勝ち越しに成功。13-10で勝利を収めた。

勝った首位のSSGは3連勝。敗れた8位のサムスンは8連敗で首位と20ゲーム差の借金12となった。サムスンはホセ・ピレラ(元広島)が2試合連続の15号を放つも、連敗脱出とはならなかった。

◇7月9日(土)の結果

・トゥサン 6 - 8 LG(チャムシル)

 勝:キム ジンソン

 敗:パク チョンス

・キウム 10 - 1 NC(コチョク)

 勝:チェ ウォンテ

 敗:ソン ミョンギ

・サムスン 10 - 13 SSG(テグ)

 勝:キム テクヒョン

 敗:チャン ピルチュン

・KT 3 - 1 ロッテ(スウォン)

 勝:ソ ヒョンジュン

 敗:スパークマン

・KIA 6 - 5 ハンファ(クァンジュ)

 勝:パク チュンピョ

 敗:チュ ヒョンサン

⇒ KBOリーグ公式戦日程と結果(ストライク・ゾーン)

⇒ KBOリーグ順位表(ストライク・ゾーン)

◆「WBC日程発表。14年ぶりに日韓対戦へ」

世界野球ソフトボール連盟(WBSC)は8日、来年3月に開催予定の第5回ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)の日程を発表。韓国は2009年の第2回大会以来、14年ぶりに日本と同組で1次ラウンドを戦う。韓国は第1回ベスト4、第2回準優勝、第3、4回はいずれも1次ラウンドで敗退している。

<きょうのアン・グォンス(安田権守、トゥサンベアーズ)>

2日のKTウィズ戦で飛球を追った際にフェンスにジャンプし衝突。左肩の打撲により3日に登録抹消となった。大事には至らず13日に登録が可能だが、今後の日程は14日に前半戦が終わり、21日までオールスターブレイクに入るため、後半戦からの復帰が予定されている。

⇒ エリートだった「早稲田の腕立て王子」が遠回りして韓国でつかんだプロ野球選手の座

※本記事は韓国KBOリーグ各球団から写真使用の許可を得て掲載しています。

韓国プロ野球の伝え手/ストライク・ゾーン代表

2002年から韓国プロ野球の取材を行う「韓国プロ野球の伝え手」。編著書『韓国プロ野球観戦ガイド&選手名鑑』(韓国野球委員会、韓国プロ野球選手協会承認)を04年から毎年発行し、取材成果や韓国球界とのつながりは日本の各球団や放送局でも反映されている。その活動範囲は番組出演、コーディネートと多岐に渡る。スポニチアネックスで連載、韓国では06年からスポーツ朝鮮で韓国語コラムを連載。ラジオ「室井昌也 ボクとあなたの好奇心」(FM那覇)出演中。新刊「沖縄のスーパー お買い物ガイドブック」。72年東京生まれ、日本大学芸術学部演劇学科中退。ストライク・ゾーン代表。KBOリーグ取材記者(スポーツ朝鮮所属)。

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