電子レンジがなくてもOK!「パックご飯」の熱湯調理を試してみた<備蓄向け食品で簡単に楽しく!>
電子レンジで加熱するだけでホカホカご飯が食べられるパックご飯は、「夕食のご飯がちょっと足りない!」なんて時にも便利なアイテム。備蓄食としても使えますが、電子レンジが使えない“もしもの時”はどうするのでしょうか?
これまで筆者が挑戦してきた「ポリ袋炊飯」とともにその方法を知っておけば、よりさまざまなシーンに対応できるはず!そこで、パックご飯の販売メーカーで紹介している方法を参考に、「パックご飯」の熱湯調理を試してみました。
ご飯だけ耐熱袋に移して熱湯調理もOK
パックご飯は電子レンジだけではなく、熱湯調理できると多くの商品に記載されています。パックごと熱湯で調理できるのであれば、“もしもの時”でも、カセットコンロと鍋・水があれば食べられます。
しかし、実際に試してみると、カセットコンロやそれに適したサイズの鍋では、一度に調理できるのは1個だけ。しかも加熱時間が15分前後の商品が多く、家族の人数分を温めるとなると時間がかかるうえ、カセットガスの消費も気になります。
もっと手軽で効率的な加熱方法はないか……とインターネットで探したところ、テーブルマーク株式会社の「もしもの時にもパックごはん!」というページを見つけました。
パックご飯のさまざまな加熱方法が紹介されているなか、「ご飯を耐熱袋に移して」という項目を発見!これなら筆者の備蓄用グッズでもすぐにできて、時短&燃料節約になるはず!ということで、試してみることにしました。
2つの時間で加熱調理して食べ比べ
「ご飯を耐熱袋に移して」の項目を読むと、4~5分で食べられる温かさ、5~10分でホカホカになると書いてあります。そこでどのくらいの時間が自分にとってちょうどいいのか知りたいと、2つの時間で熱湯調理して実食してみることにしました。
5分間熱湯調理して実食
まずは5分間熱湯調理。鍋底に耐熱性のあるお皿を敷いてお湯を沸かします。トレイの両端を押しながらご飯をまるごとパカッと「アイラップ」に移して、お湯が沸騰したらその中へ。お湯が飛び出さないよう火加減を調節しながら加熱しました。
5分経ったら、鍋からご飯の入ったアイラップを取り出し、ご飯が入っていたトレイへ。そのまま袋を開けて食べてみると、ホカホカと温かく、ほどよいかたさに仕上がっていました。
10分間熱湯調理して実食
次は10分間熱湯調理して実食します。先ほど5分間熱湯調理する際、アイラップへ移す時にご飯が崩れてバランスが悪くなり、鍋の中でグラグラ揺れて加熱が少し難しくなりました。そこで今度は崩さぬよう慎重に、袋の中央へご飯を移します。
そのほかは5分間熱湯調理と同じ。お湯が沸騰したら袋ごと入れます。
10分経ったら、鍋から取り出してそのままトレイへ。今度は中のご飯がどのような状態になっているでしょうか?袋を開けます!
温かさに関しては、5分間熱湯調理したものと同じくらいですが、全体的に粒がよりふっくらと、やわらかめに仕上がりました。
個人的には5分間熱湯調理すれば十分だと思いますが、お好みや、食べる人の状況によって加熱時間を調整していただければと思います。
食欲そそる“ご飯のおとも”でさらに実食!
せっかくパックご飯を熱湯調理しましたので、ひと口味見をしたあとは、常温保存可能な“ご飯のおとも”を用意して、さらに実食しました。
1.サンポー食品「Delica Deli 辛子高菜」
ひとつは、前回のおにぎりでも使った、サンポー食品「Delica Deli 辛子高菜」で実食。油炒めでよりコクが増した高菜の味わいと、唐辛子のピリッとした辛みやゴマの風味にご飯も進みます。
2.ねこまんま風
もうひとつは“もしもの時”に使えるかもと備蓄箱に入れておいた、エバラ食品のめん用調味料「プチッとうどん 釜玉うどん」1/2個とヤマキかつおパック「1gでちょうどいい 便利な使い切り」1袋を使って、ねこまんま風ご飯にしました。
ホカホカご飯に「釜玉うどん」を混ぜてから、かつお節をパラパラッと。ほんのり甘みがあり、だしのきいた味わいがご飯にもぴったり。かつお節の香ばしさも引き立つ組み合わせでした。「釜玉うどん」の量はお好みで調整してください。
「もしもの時にもパックごはん!」には、ほかにもさまざまな加熱方法が紹介されています。また、ほかのメーカーでもパックご飯の加熱方法を紹介していますので、さまざまな情報を参考に、ご自身の状況に合った方法を見つけておけば、“もしもの時”の備えにもなるのではないでしょうか。
筆者は、効率的に熱湯調理したパックご飯を生かして、備蓄向け食品で作る簡単ご飯メニューを、さらに増やしていきたいと考えています。そこで次回は、“もしもの時”でも作れそうなパックご飯メニューに挑戦したいと思います!