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冷蔵庫に「冷気漏れ防止用のカーテン」をつけるのはやめて!NGだと言い切れるたったひとつの理由とは!?

シンプリストうた暮らし研究家

冷蔵庫の節電対策として登場することが多い「冷気漏れ防止用のカーテン(以下保冷カーテン)」。冷気が外に逃げるのを防止してくれ、一見節電になっているように思えますが、じつはやってはいけないことなんです。暮らし研究家が、NGの理由を解説していきます。

理由はずばり「冷蔵庫製造メーカーで禁止されているから」

冷蔵庫にカーテンを設置するのは、じつは冷蔵庫メーカーではっきりと禁止されているんです。

冷蔵庫は、冷気を循環させて庫内を冷やしています。冷蔵室の中に冷気漏れを防ぐカーテンをつけると、カーテンの内側だけで冷気が循環し、ドアポケット部分に上手く冷気が行き渡りません。食品に影響がでたり、部分的に結露が発生したりするため、保冷カーテンはつけないでください。

パナソニック公式ホームページより引用

冷蔵室内に市販の冷気漏れ防止用のカーテンを取り付けると、カーテンの内側だけで冷気が循環して、ドアポケット部分に冷気が回らず食品に影響が出る可能性があるため、日立では取り付けることをおすすめしていません。

日立公式ホームページより引用

このように国内冷蔵庫メーカー2トップのパナソニックと日立は、保冷カーテンを取り付けることに否定的。
大きな理由は、「ドアポケット部分に上手く冷気が行き渡らなくなるため」です。たしかに、ドアポケット部分には牛乳や生卵などのナマモノもあり、通常の温度管理ができなくなると食中毒などのリスクもアップするでしょう。

また、部分的に結露が発生することもあるそう。冷蔵庫に負担のかかる使い方は、冷蔵庫の寿命を縮める原因にもなるので、むしろ逆効果な方法だと言えます。

それ以外に考えられるデメリット

個人の見解としては、それ以外にもデメリットがあると感じています。保冷カーテンをつけることで、何もつけていないときよりも食材を探す時間がかかります。ドアを開けている時間が長くなるので、外気温が入ってくることは結局避けられません。そして、費用や手間に対してどれだけの効果が期待できるのか具体的なデータもなく疑問が残ります。

現在は冷蔵庫自体が省エネになっているため、「古い機種を新しい機種に買い替える」というレベルにでもなければ大きな節電効果は期待できないでしょう。

いずれにせよ、保冷カーテンを使うのはやめておいた方がよいという結論です。

※記事の内容は記事執筆当時の情報であり、現在と異なる場合があります。

※記事内容は個人の感想や見解を含みます。

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暮らし研究家

「明日の自分をちょっとラクにしてくれる」を元に暮らしの情報を発信中です。得意分野は、片づけ、整理収納、インテリア、ライフスタイル、防災、アイテム紹介など。夫と小学生2人の4人暮らしで2LDK賃貸住まい。引っ越し経験10回の転勤族の妻でもあり、10年間の都会暮らしを経て現在は田舎暮らしをしています。

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