大型トレードでヤンキースに移籍したソトは、ジャッジと計100本塁打&250四球デュオを結成する!?
![](https://newsatcl-pctr.c.yimg.jp/t/iwiz-yn/rpr/unenatsuki/01594797/title-1701926184829.jpeg?exp=10800)
来シーズン、ホアン・ソトは、サンディエゴ・パドレスではなく、ニューヨーク・ヤンキースでプレーする。
ヤンキースは、マイケル・キング、ドルー・ソープ、ジョニー・ブリトー、ランディ・バスケスの右投手4人と捕手のカイル・ヒガシオカを放出し――クラーク・シュミットとチェイス・ハンプトンの両投手は手放さず――ソトとトレント・グリシャムの両外野手を獲得した。計7人が動いたことよりも、そのなかにソトがいることが理由だが、これは、紛れもないブロックバスター・トレードだ。
来シーズン、ヤンキースの外野トリオは、左から右に、ソト、アーロン・ジャッジ、こちらもオフに加入したアレックス・バーデューゴ、あるいは、バーデューゴ、ジャッジ、ソトとなる。グリシャムは、第4の外野手として適任だ。これまでセンターを守ってきて、2020年と2022年にゴールドグラブを受賞している。
バーデューゴの移籍については、こちらで書いた。
◆「レッドソックスの外野手がトレードでヤンキースへ移る。これは104年前のベーブ・ルースと同じ!?」
今シーズン、ジャッジは、37本のホームランを打ち、88四球を記録した。ソトは、35本塁打と132四球だ。それらを合計すると、72本塁打と220四球となる。昨シーズンの合計は、89本塁打(62本+27本)と246四球(111四球+135四球)。2022年のジャッジと2023年のソトを合計すると、ホームランが97本、四球は243だ。100本塁打と250四球に近い。
ジャッジは、今シーズン、56試合に欠場した。ホームラン1本当たりの打数は、昨シーズンが9.2、今シーズンは9.9なので、ペースはそう落ちていない。今シーズンの打数/本塁打で昨シーズンと同じ570打数だとすると、ホームランは57~58本塁打に達する。
ソトは、35本塁打のうち、65.7%の23本をアウェーで打った。ホームとする球場がペトコ・パークからヤンキー・スタジアム――左打者のホームランが出にくい球場から左打者のホームランが出やすい球場――になれば、シーズン本塁打は、さらに増えても不思議ではない。ジャッジと2人で計90本塁打以上は、大いにありそうだ。
一方、ジャッジとソトがラインナップに並ぶことで、少なくとも一方の四球は減るかもしれない。ジャッジの後ろにソト、あるいはソトの後ろにジャッジがいれば、相手は勝負を避けにくくなる。その結果として、打数が増え、2人合わせて計100本塁打を記録する可能性もある。
1シーズンに2人合わせて100本塁打以上のチームメイトは、これまで5組しかいない。
![筆者作成](https://newsatcl-pctr.c.yimg.jp/t/iwiz-yn/rpr/unenatsuki/01594797/image-1701926458220.png?fill=1&fc=fff&fmt=jpeg&q=85&exp=10800)
ジャッジとジャンカルロ・スタントンは、2017年に52本塁打と59本塁打を記録したが、現在と違い、当時の2人はチームメイトではなかった。その年のオフのトレードにより、スタントンは、マイアミ・マーリンズからヤンキースへ移籍した。
なお、今シーズンは、アトランタ・ブレーブスの2人、マット・オルソンとロナルド・アクーニャJr.の計95本塁打(54本+41本)が最も多かった。