井上尚弥、KO防衛に向けいつも通り順調な仕上がり #専門家のまとめ
当初、昨年のクリスマスイブに予定されていたWBA/WBC/IBF/WBOスーパーバンタム級タイトルマッチ、井上尚弥vs.サム・グッドマン戦は、挑戦者の左目上負傷のため、1カ月延期となった。その防衛戦が迫ってきた。世界チャンピオンの中でも指折りの実力者である井上は、今回もゴングに向け自身を研ぎ澄ましている。
ココがポイント
エキスパートの補足・見解
2022年5月11日に、サム・グッドマンの持つWBOオリエンタルタイトルに挑戦した前日本バンタム級王者の富施郁哉は以下のように予想した。
「ファーストラウンドが楽しみです。グッドマンは、左手でリズムをとりながら好戦的にプレッシャーをかけますね。井上選手はなんでもできますが、プレッシャーのかけ合い、そこでどちらが主導権を握るか見たいです。いずれはグッドマンが倒されるでしょうが、初回の駆け引きが楽しみですね。
徐々にリードの差し合いで井上選手がアドバンテージを取り、グッドマンがディフェンシブになっていく。挑戦者はどんどん削られていって、早ければ3回、遅くとも5ラウンド以内に井上選手がKO勝ちすると見ています。井上選手のボディブローが有効に決まって、挑戦者がダメージを蓄積してしまうんじゃないですかね」
今回も井上尚弥の圧勝だろう。本人が語るように左目上を狙い、視界を奪われたグッドマンが成す術なく倒されるのではないか。