【日光市】ツーンと爽やか「わさびそば」日光の秘境のそば店 カネジュウイチとは
毎日暑いですね。どこか涼しいところに行きたいなあ。あんまり食欲もわかないけど、せっかくお出かけするんだから何か食べようかなあ・・・。そんな時におすすめしたいのが日光市の秘境・上三依にある「カネジュウイチ」。珍しい名前に???となりますが、知る人ぞ知る、わさびを練りこんだ爽やかなそばが人気のお店なんです。わさびは夏バテ予防にも効果が期待できる食材。元気チャージにおススメのスポットです。
日光市の秘境三依エリアは美しい自然も美味しいものもいっぱい!
日光市埼北の地、福島県との県境近くに静かに佇む三依地区。三依を流れる男鹿川は、福島との県境・男鹿岳付近をっ源流に持つ川。川底が見えるほど透明度の高いこの川は、2022年度関東一級河川末流水質1位となっています(関東地方整備局調査)。
三依は古くから蕎麦づくりが盛んな地で、現在も「みよりそば街道」には、美味しいそば店が点在しています。また、男鹿川流域では、清らかな水の流れや湧き水を利用して、水わさび(沢わさび)を栽培するわさび園も点在しています。
わさびそばが人気の「カネジュウイチ」
この地元産のわさびを味わい尽くせるのが「カネジュウイチ」。蕎麦好き、わさび好きが集い、地元の人たちにも愛されているお店です。
お店の壁には大きく「手打ちそば」「天然いわな」と書かれていますが、肝心のお店の名前は、緑の暖簾の端っこに、申し訳なさそうに小さく縦にカネジュウイチと書かれています。
お店の外観は殺風景ですが、お店の中は天然木がふんだんに使われ、きれいでゆったりと寛げます。テーブル席の他にお座敷もあります。
こちらはメニュー。「わさびそば」の前に『絶品』が付いているところに、 自信のほどがうかがえます。イワナの唐揚げセットが人気のようですが、川魚苦手な我ら親子は、私はわさびそば、母はざるそば、そして天ぷらを一つを注文。
お店は女将さん一人で切り盛りしています。忙しそうだけれど、笑顔の絶えない明るいお人柄。混んでるときはワンオペの宿命で少々時間もかかります。
料理を待つ時間や食後にも、お茶やコーヒーをセルフサービスで楽しめます。隣のテーブルに座っていた地元のご婦人たちが話しかけてきて、しばしおしゃべり。
母は「おばあちゃん、何歳?」「すごい!91歳ですって」「おばあちゃん、100まで頑張ってよ」と声をかけられ、嬉しそう。知らない者同士がこんな話ができるのも、田舎の温かさかもしれません。
コーヒーを飲みながら談笑しているうちに、運ばれてきました!わさびそば!
おおおお~!美しい緑色です。
この緑色は、麺に練りこんだわさびの色。さらにツユの中ににも「おろしわさび」を入れたので、かなりガツーンとくるかと思ったのですが・・・思った程辛くありません!でも、わさびそばを鼻先に近づけ、口の中に入れたとたんに爽やかな香りがパッと広がりました。そして心地よい辛みの後に、やわらかな甘みがほんのり残ります。
これはおいしい!とズルズルパクパクと食べていたらツーンと涙が(笑)。食べ進んでいくうちに辛みがグーンと押し寄せてきました。でも、その刺激もまたステキなんですけどね。
母のざるそばも少し味見したのですが、こちらも喉越しのいい美味しいお蕎麦でした。
天ぷらは旬の野菜や山菜、マイタケが入っています。サクサクで美味しい!
私が訪れたのは春だったので、天ぷらに山菜がたくさん入っていました。特に若芽の「うど」の香りが素晴らしかった!これは天然のヤマウドならではの香りなんだそうです。夏には、秋には、どんな野菜の天ぷらが並ぶのでしょう!
カネジュウイチの店名は・・・
美味しいお蕎麦を食べ終わった頃には、私たちだけになり女将さんに気になっていた「カネジュウイチ」という名前の由来を聞きました。カネジュウイチは屋号なのだそうです。「カネ」の屋号の中に「十一」が書かれたカネジュウイチの屋号、外の看板の下に書かれてあるので、探してみてくださいね「
日光市最北端の三依地区は、私が住む宇都宮よりも約5度ほど気温も低く、何よりも緑と清流の美しい地域。三依地区には水遊びや釣り、キャンプ場や温泉もあり、いろいろなアウトドアも楽しめます。またカネジュウイチから塩原温泉へは車で20分ほどの位置なので、日光~塩原温泉を巡るドライブ旅行もおススメです。
カネジュウイチ
住所:栃木県日光市上三依612‐1
電話:0288‐79‐0333
営業時間:10:30~
定休日:不定休
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