「貼って剥がせる壁紙」の真実!DIY専門家が暴露します
DIYクリエーターのせいです。今回は私のもとへ多く寄せられるお悩みのうちのひとつである「剥がせる壁紙は本当に剥がれるのか」。
DIY歴5年で様々な失敗、成功から学んだ実体験をもとに、真実をお話します。
貼って剥がせる壁紙のメリット
剥がせる壁紙の多くは以下の3つをうたっています。ここではシールタイプの糊なし壁紙についてお話します。
①台紙から外せばすぐに貼れて手軽
②剥がしやすいから失敗しても修正できる
③きれいに剥がれるから原状回復可能
ですが、実際は「8割嘘」です。これには私の主観も入っていますが、5年間様々な壁紙を扱ってきた私のリアルな感想です。
「8割嘘」の理由
それぞれ真実を述べていきます。
①すぐに貼ることができて手軽、これに関しては異論ありません。
②失敗しても修正できる、これは「1~2回は修正できるかも」が適切な表現です。
貼りなおす際には壁紙を引っ張るため、壁紙が伸びます。そのため壁紙にうねりがでたり、粘着力が弱まったりするのでキレイに仕上げることができません。私は何度もこれで失敗しました。
③キレイに剥がれる、これは「期間、下地によって変わる」が適切。
貼り付けている期間が半年以下で、ツルツルした下地であれば可能かもしれません。
どんな壁紙でも下地が剥がれるため、原状回復可能は不可。反対に下地を剥がさないような粘着力が弱い壁紙は、貼ってもすぐにはがれてきます。
おすすめの使い方
貼って剥がせる壁紙のおすすめの使い方は、以下のようなシーンです。
①下地がはがれてもいいから手軽に表面をきれいにしたい。
②下地がツルツルした素材で、べたつきを拭き取ることができる。
原状回復は必要ない、もしくは後から手直しをする前提であれば便利なものです。
剥がせる壁紙は正しく使おう
剥がせる壁紙の多くが、原状回復Okとうたっていますが、本当は条件付きOkです。
安易に貼ってしまうと壁紙や、下地までも傷めてしまいます。賃貸の方は原状回復できず高額の退去費用がかかってしまうため、特に注意が必要です。
ご紹介したおすすめの使用シーンなら、手軽に貼ることができて便利ですので参考にして下さい。