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アインシュタイン・稲田のDM騒動の論点、テレビ出演などに影響は出るのか #専門家のまとめ

田辺ユウキ芸能ライター
(提供:イメージマート)

お笑いコンビ、アインシュタインの稲田直樹に突如浮上した、Instagramのダイレクトメッセージ(DM)を使い、一般女性にテレビ番組の企画と偽って性的画像を要求したとする疑惑。7月28日にユーチューバーのコレコレがタレコミをもとに同件を“暴露”。それを受け、稲田本人がXで「すっごい変な事に巻き込まれました。全く身に覚えがないし」「僕のセキュリティ管理が甘く不正ログインされた形跡がありました」と説明し、警察に相談していると明かした。

超売れっ子芸人ということで、確かに信じがたい出来事ではある。また、相方の河井ゆずるや芸人仲間からも擁護の声が多数あがっている。ただ事実は本人以外分からない。なによりこのご時世、曖昧なままで終わらせてしまうと、これからの仕事にも支障が出ることは確実。“無実”であってもそれをしっかり証明しなければ、あらぬ噂がつきまとってしまう。

そこで当記事では、アインシュタイン・稲田のDM騒動の論点をあらためてまとめたい。

ココがポイント

▼稲田は不正ログインに遭ったと説明。不適切なDMがほかにも送られている可能性を言及。不正ログインへの対応も済ませたという

アインシュタイン稲田 不正ログインで警察に証拠提出と説明 女性ファンへの不適切行為疑惑再び完全否定(スポニチ)

▼有名人はアカウントの乗っ取りの標的になりやすい。誕生日などでパスワードを推測される。乗っ取り後、最悪の場合は脅迫なども

黒木メイサや吉岡里帆も 有名人のInstagramアカウント乗っ取りが続発する背景(NEWSポストセブン)

▼過去には長澤まさみ、北川景子ら芸能人も不正ログインの被害に。犯人には懲役2年6か月、執行猶予4年の有罪判決が下された

長澤まさみさんら芸能人のFB、iCloudをのぞき見た男性に有罪判決(弁護士ドットコムニュース)

▼一方、有識者は不明なログインがあれば稲田のスマホに通知がくると指摘。そのまま稲田が同アカウントを利用できていたことも疑問視

「乗っ取りは現実的ではない」アインシュタイン稲田 DMで“わいせつ画像要求疑惑”の弁明にホワイトハッカーが異論(Smart FLASH)

▼乗っ取られたとされるアカウントは、女性へコンタクトをとったあと別アカウントへ誘導。その点が不審とされ、稲田を疑う声も

アインシュタイン稲田の性的画像要求疑惑 全面否定されたコレコレが追撃「被害者が複数存在」(モデルプレス)

エキスパートの補足・見解

稲田は不正ログインであることを主張。過去には有名人の被害例も起きていることから十分ありえる話だ。ただ、一部で指摘されているように、やりとりのなかで不可解な動きが見られたのも事実。SNSでも稲田の言葉を信用するかどうか、意見が分かれている。

同騒動の論点をおさえた上で、今後のポイントとしてあげるべきは稲田の処遇だろう。アインシュタインは、『ラヴィット!』(TBS)、『あれみた?』(MBS)などのテレビ番組などに出演している。

稲田は同騒動を完全否定しているため、これまで通り出演などを続けると思われる。ただ、被害を訴えている女性がいる以上、稲田も関係者も慎重にならなくてはいけない。間違っても同騒動をネタにすることなどはできないだろう。また、テレビなどはさまざまなことに注意を行き届かせなければならない現状もある。場合によっては、なんらかの対応がなされる可能性も考えられる。

あと、もしこれが事実ではないとすれば、報じた側(拡散した側)の責任はどのようになるのかも注視したい。2024年5月にも暴露系インフルエンサーが、星野源・新垣結衣夫妻をめぐる“誤報”をXに投稿して問題となった。今回の騒動も似た状況になるかもしれない。それらの点も含め、まずは警察の捜査が早期に進むことが望まれる。

※記事内容に誤りがあったため、8月5日21時40分に該当箇所を訂正いたしました。

芸能ライター

大阪を拠点に芸能ライターとして活動。お笑い、テレビ、映像、音楽、アイドル、書籍などについて独自視点で取材&考察の記事を書いています。主な執筆メディアは、Yahoo!ニュース、Lmaga.jp、Real Sound、Surfvote、SPICE、ぴあ関西版、サイゾー、gooランキング、文春オンライン、週刊新潮、週刊女性PRIME、ほか。ご依頼は yuuking_3@yahoo.co.jp

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