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ミョウガの花が咲いたら?花びらも食べられる|菜園家が教える【はかない歯ざわり】を楽しむ方法

racss食育インストラクター・調理師/菜園家
ミョウガの花も食べられます

ミョウガは家庭菜園でも簡単に育てられます。ミョウガの蕾が開かないうちに収穫するのがベストなのですが、花が開いてしまっても大丈夫。薄いイエローの花びらを含め全部が食べられます。今回は、花が開いたミョウガを美味しく食べるコツをご紹介します。

ミョウガの蕾が開くと美味しくなくなる?

通常「ミョウガ」として売られているのはミョウガの花蕾の部分です。この蕾自体が「花ミョウガ」と呼ばれます。一つの蕾の中に5,6個から10個ほどの花の芽があり、蕾が開くと次々に伸びてきて咲きます。花が出てきてしまったミョウガの蕾も食べて問題ありません。ただし、いくつか注意点があります。

ミョウガの花が咲く前に収穫するべき理由とは

土の中に半分潜るようにして生えているミョウガの蕾。花が出てきて開いてくると内側に土が入り込んでしまいます。また花に寄ってくる虫がついていることもあります。
さらにミョウガの花ひとつひとつは短期間でしおれ、溶けるようにして枯れます。次の花が咲きますが、そのようにどんどん花が咲くにつれてミョウガの蕾自体はスカスカに。硬いガクのみが残って食べても美味しくありません。
そんなわけで、ミョウガは開かない硬い蕾のうちに収穫するべきなんです。
とはいえ、家庭菜園で育てているとミョウガが出ているのに気づかず見落とすことってありますね。大丈夫、花が1,2個咲いた段階なら、まだ全体を美味しく食べることができます。特に花びらの部分は一度試してほしい特別な味わい。

ミョウガの花の食べ方

花が出てきているミョウガの蕾を収穫してきた
花が出てきているミョウガの蕾を収穫してきた

ミョウガの花は引っ張るとすっと抜けてきます。しおれているものや溶けかかったものは捨てましょう。しっかりした花だけ集めて優しく洗い汚れを落とします。

ミョウガの花
ミョウガの花

この花にもミョウガの風味があり、さくっとはかない歯ざわりがして食べられます。合わせ酢に漬けてから薬味にしたり、汁物に放したりして風味を楽しみましょう。

1時間ほど酢に漬けたもの。薬味やトッピングに使える
1時間ほど酢に漬けたもの。薬味やトッピングに使える

開いたミョウガは土が入り込んでいるのでよく洗う

花びらを抜き取った後のミョウガは、半分に切ってよく洗いましょう。すきまに土や汚れが入り込んでいるので丁寧に流します。さらに殺菌を兼ねて熱湯で15秒ほど湯通しすると良いでしょう。
あとはいつものミョウガの食べ方と同じく調理してください。ただし、花が咲いたミョウガは咲く前より食感が硬いと感じることがあります。細かく刻んだり、加熱するレシピがおすすめです。

まとめ

花が咲いてしまったミョウガも丁寧に処理をすれば食べられます。花びらも貴重な味わい。ぜひ試してみてくださいね。

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食育インストラクター・調理師/菜園家

学生時代~ハンドメイド作家時代に癒やされる観葉植物の室内栽培にはまったのち、屋外の家庭菜園に魅了され早15年。宿根草とハーブや野菜、野草、山菜系野菜や小果樹を庭で栽培しています。自然を楽しみながら育て、味わい尽くす方法を、調理師・食育インストラクター(2級)の目線から発信していきます。 北海道での家庭菜園の様子はInstagramと公式サイト「racssblog」にて公開中。

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