【元住設メーカー勤務】意外と知らない人が多い!「24時間換気」に関する危険NG行動3選
平成15年7月以降の建物は、ふつうの換気機能とは別に「24時間換気」のボタンがついていますが、じつは多くの人が必要性についてよくわかっていない部分があります。
そこでこの記事では元住設メーカー勤務の暮らし研究家が、その必要性とともに「24時間換気に関するNG行動3つ」を解説していきます。
1.節電のために24時間換気を長時間切ること
節電のために「24時間換気」を切るこは絶対におやめください。
「24時間換気」とは、シックハウス症候群の軽減を目的に建築基準法の改正で、平成15年7月1日より居室を有する全ての建築物に、24時間機会換気設備の設置が義務付けられているというもの。
入浴中など短時間換気扇を切ることは問題ありませんが、長期間運転を停止していると換気が不十分になり、頭痛などの健康被害につながる可能性もあります。
2.入浴直後に24時間換気で済ますこと
入浴直後に24時間換気に戻す人もいますが、入浴直後は通常の換気をしてください。
24時間換気では風量が足りず、短時間で乾かすことができません。長時間濡れたままにしておくと、カビや臭いの原因にもなり不衛生です。
入浴直後は換気扇を「強」で回し、水気を完全に飛ばしてから24時間換気に戻すようにしてください。
3.24時間換気中に浴室ドアを閉め切ること
「24時間換気」は、浴室内だけでなく、建物全体の換気をスムーズに行う目的で設置されています。そのため、浴室内をしめきってしまうと換気が不十分となってしまい危険です。
入浴直後の場合はドアは閉め切った方がよいとされていますが、その後自動で「24時間換気」に切り替わるので、そのまま閉め切ったままにしてしまいがち。寝る前にチェックする習慣をつけるなどして、ドアを少し開けることを忘れないように気をつけましょう。
「知らなかった」では済まされない!
24時間換気をしていないと、室内の空気が悪くなり、健康被害につながることも。いずれの項目も、「知らなかった」では済まされないことなので、最低限やってはいけないことは抑えていた方が後悔はないでしょう。
※記事の内容は記事執筆当時の情報であり、現在と異なる場合があります。
※記事内容は個人の感想や見解を含みます。
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