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南カリフォルニア大学には「自分撮りの授業」(#SelfieClass)がある

松村太郎ジャーナリスト/iU 専任教員
英語の辞書にも入った自分撮り「Selfie」から現代を理解する授業。(写真:アフロ)

南カリフォルニア大学の #SelfieClass の話題。つまり、自分撮りに関する授業があるそうです。もともとは「Writings 150」というクラス名で、自我と多様性に関しての授業でしたが、セルフィーをテーマにして、2期目の授業が2015年秋から始まるそうです。

インターネット上の自分語りなどをテーマに研究しているMark Marino助教が担当するこのクラス。自分撮りは21世紀における象徴的な表現であるとして、自分撮りによって内包されるセクシャリティやエスニシティ、アイデンティティについて、学生同士で議論を進めていくそうです。

何気なく撮影された自分撮りの写真も、膨大に集めると、そのパターンや特定の人たちにおける特徴などが見つかるかも知れません。また、自分のセルフィーを他者に分析してもらうことで、無意識ながら表現したい個性に気づくことができることも考えられます。

皆さんも、自分、あるいは友人のセルフィーを見て、気づくことはあるでしょうか。なぜ撮るのか、いつ撮るのか、誰と撮るのかといった状況、表情やポーズ、もしInstagramであれば、どのような色に加工しているのか。ふりかえってみると、意外な発見にめぐりあうかも知れませんね。

ジャーナリスト/iU 専任教員

1980年東京生まれ。モバイル・ソーシャルを中心とした新しいメディアとライフスタイル・ワークスタイルの関係をテーマに取材・執筆を行う他、企業のアドバイザリーや企画を手がける。2020年よりiU 情報経営イノベーション専門職大学で、デザイン思考、ビジネスフレームワーク、ケーススタディ、クリエイティブの教鞭を執る。

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