【理由に注目】子どもの嘘つきに困っている…治しかたを知りたい!というあなたに知ってほしいこと
僕がやったんじゃないよ、妹がやったんだよ!
(明らかにお菓子を食べた形跡があるのに)私は食べてないよ
子どもがこんな風に、嘘をつくようになってしまい困っている、という相談をよく受けます。
子どもはいろいろな場面で噓をつくことがあります。
親としては、そういった子どもになって欲しくはないですし、このまま大きくなったら…と不安になるのは当然のことでしょう。
嘘つきを治すには、噓をついてしまう理由を見つけることがカギとなります。
子どもの嘘つきに困っている方は、ぜひ最後まで読んでみてくださいね。
子どもの噓つきを治すには?嘘をついてしまう理由と対処法を解説
子どもの噓つきを治すには、理由を探す必要があります。
理由を探しやすくするために、多くの子どもが嘘をついてしまうシーン、パターンを3つ紹介します。
①自分を守るため
やってしまった失敗を隠したい、なにかのせいにしたい。
「おもちゃを壊したのは僕じゃない、〇〇ちゃんがやったんだよ」
こんな風に、お友だちやきょうだいに自分のやったことを転嫁するパターンです。
②親の気をひきたい
奇抜なことを言いこちらを向いて欲しいという気持ちからついてしまう嘘です。
「今日、知らない人からお金をもらったんだよ!」
こんな風に、現実には考えにくいような内容を話します。
自分を守るための嘘や、親の気をひきたい嘘についての対処法は以下の通りです。
「どうしてそんな嘘をつくの!」と問い詰めず、
ママ(パパ)は本当はどうなのか知りたいだけだよ。
ママ(パパ)がびっくりすることは言わないでほしいな。
と、あなたが感じた気持ちをわかりやすく伝えましょう。
責めたり、キツイ言葉や言い方になっていないか気をつけてくださいね。
子どもが嘘をついたとき、それは、子ども自身が放つ言葉の影響を、理解させるチャンスでもあります。
なぜ嘘をついてはいけないのか、わかりやすい言葉で教えていきましょう。
③親の期待にこたえたい
親の理想に応えたかったけれどできなかった、失望されたくない、という気持ちからでる嘘です。
「昨日はなわとびが10回しかできなかったけど、今日は100回跳べたよ!」
「算数の問題、全部解けて先生に褒められたんだよ」
こんな嘘が挙げられます。
すぐにわかる嘘や、実際に誰かに聞いてみないとわからないパターンがありますが、どちらも子どもの意見をしっかり聴くことが大切です。
また、このパターンの嘘をついていると感じた場合はあなたの子どもに対する声かけを振り返ってみてください。
理想を押しつけたり、他の子と比べると子どもは期待に沿えなくては、という感情を持ちます。
これは子どもにとって辛いことなので、親の方がそう思わせないようにしなければいけません。
嘘は、すべてが悪いものではない
嘘も方便、といわれるように、嘘すべてが悪いわけではありません。
なにもかも正直に言ってしまっていると、むしろ円滑なコミュニケーションをはかることが難しくなってしまいます。
・人を傷つける嘘
・倫理的に許されない嘘
・社会のルールに反する嘘
こういった嘘は、言ってはいけないことだと教えていかなくてはなりませんが、それ以外の嘘については多めにみてもよいのではないでしょうか。
嘘つきだ!と子どもの言葉をすべて真に受けるのではなく、上記にあてはまる嘘でなければ「そんな発想もあったか!」と一緒になって笑い飛ばすのもひとつです。
親がおおらかにかまえていれば、言う必要のない嘘や、不適切な嘘は減ってくるでしょう。
最後まで読んでいただきありがとうございました。