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人生を楽しくする方法(戦士の心、愛の心、遊び心)

竹内成彦心理カウンセラー(公認心理師)

こんにちは。
精神医学と性格心理学に詳しい
心理カウンセラー(公認心理師)の竹内成彦です。


ヤフーで「人生を楽しくする方法」と検索したら、
人生を楽しくする方法10選」として、下記の文章が出てきました。
1.自分の思い通りに行動する
2.最愛のパートナーを見つける
3.笑顔を意識すること
4.趣味に没頭する
5.他人の為を思った行動をする
6.一日一個楽しいと感じることを行う
7.多くの人と接して、価値観を広げる
8.やったことがない物事にチャレンジする
9.定期的にストレスを発散する
10.健康体を維持すること

「なるほど」と思うことから「うーん」と思うことまで、
「簡単だ」と思うことから「難しいなぁ」と思うことまで、いろいろありますね。

でも、上記は、数がちょっと多いですね。
人間は8つ以上になると急に覚える気が失せると言われています。例えば、根拠のない血液型占いが、今も昔も地味に流行っているのは、4つしかないからだと言われています。西洋占星術や四柱推命や数秘術がいまいち流行らないのは、数が多過ぎるからだと言われています。

私(竹内成彦)は、「人生を楽しくする方法」は、下記の3つだと思っています。
1.戦士の心を失わないこと。
2.愛の心を失わないこと。
3.遊び心を失わないこと。

戦士の心とは、挑戦する気持ちです。闘う気持です。道を切り開く勇気です。何が何でもやってやる…という気持です。最後まであきらめない気持ちです。

愛の心とは、人を愛する喜びの気持ちを持つということです。人から愛される喜びを持つということです。喜びや悲しみを分かち合う重要性を知っている…ということです。応援するされる喜びを知っている…ということです。仲間という存在の大切さを知っている…ということです。

遊び心とは、自ら楽しむ気持ちです。人を楽しませる気持ちです。余裕のことです。どんな状況に陥っても、そんな自分を笑える気持ちです。そして、損得勘定抜きで、夢中になって出来る何かを持っていることです。


私のクライアントに、とても優しい方がいます。
本当にいい人なのですが、人生がうまくいっていません。

それは、何故かと言うと、
そのクライアントには、「愛の心」があっても、
「戦士の心」と「遊び心」が、圧倒的に足りてないからだと思います。

あなたは、上記の3つ。
何か足りてないものはないですか?


ちなみに私(竹内成彦)は、仕事ほど、熱中できるもの、夢中になれるものはありません。仕事は、お金を稼ぐ手段であると共に、遊び心をくすぐるものでもあります。

だから私は、大金持ちになっても、億万長者になっても、仕事は続けようと思っています。しかも、心理臨床という仕事は、人を愛する行為でもあるので、正に一石二鳥です。

あと、仕事の合間に、家族や友人から愛し愛され、十分に休み、趣味に打ち込めば完璧、私は人生を楽しむことが出来る…というわけです。


「何となく毎日がつまらない」「人生が面白くない」とおっしゃる方は、戦士の心を持って下さい、愛の心を持って下さい、遊び心を持って下さい。

カウンセリングに行くという勇気をもってください。そうすれば、戦士の心が満たされます。カウンセリングに行って、カウンセラーと話し合い、カウンセラーとつながってください。そうすれば愛の心が満たされます。そして、そんな自分を楽しんでください。そうすれば、遊び心も満たされます。


さらに、

ここでいくつか、あなたに、お教え・お伝えしたいことがあります。
それは、下記の2つです。
1.「ストレスがなくなったら、幸せになれる」と思うのは誤りです。
2.「快楽を求めれば幸せになれる」と思うのは誤りです。

補足説明します。
人間は、ストレスがなくなったら死んでしまいます。本当です。よって、人間はストレスがなくなったら、無理やり自分でストレスを作ろうとし、実際に作ってしまいます。

例えば、私は、今は、朝晩の通勤ラッシュがストレスです。それ以外にストレスらしきものが、ほとんどありません。「幸せ」と言えば幸せですし、「恵まれている」と言えば恵まれています。

そんな私ですが、では、「私の生活の中から、通勤ラッシュがなくなれば、今以上に幸せになれるでしょうか?」 きっとなれないと思います。別にストレスを探し、それをきっと苦に感じると思います。
そのストレスというのが、カミさんに対する不平不満だったら、より私は不幸になりますね。

よって、私は、今後も、通勤ラッシュというストレスを持ち続けようと思っています。ちなみに私は、時々、通勤ラッシュが嫌過ぎて、家からカウンセリングルームまで、40分以上もかけて歩いて行くことがあります。考えてみたら、これも相当なストレスです。

あと私は、山登りとサウナが趣味ですが、これらもストレス以外の何ものでもありません。山はしんど過ぎて、行く前から憂鬱です。サウナは、サウナ室は超暑いし、水風呂は超冷たいし、行く前から嫌だなと思います。でも、そんなストレスを感じるからこそ、楽しいと思えるのです。そう、人生はメリハリなのです。メリとハリが重要なのです。

次に、
「『快楽を求めれば幸せになれる』と思うのは誤りです」というお話です。人間、ときには、快楽に溺れてもいいと思います。けれど、あとあと振り返って空しくなるようだったら、そんなことしないほうがマシです。

あとあと振り返っても、「楽しかったなあ」「充実していたなぁ」と思えることを、なるべくすることです。それが肝心です。よって、スマホゲームに熱中してもいいけれど、あとから「時間を無駄にした」と悔やまないようにしてください。

真に、楽しみを感じるためには、自己成長他者貢献が必要です。自己成長が少しも感じられないし、誰の役にも立っている気がしない…という行為は、空しさにつながる可能性が大です。

というわけで、今日は以上です。


今日も最後までお読みくださって、どうもありがとうございます。
心から感謝申し上げます。

      この記事を書いた人は、心理カウンセラー(公認心理師)の竹内成彦です。

心理カウンセラー(公認心理師)

1960年、愛知県名古屋市で生まれ育つ。1997年06月、地元愛知でプロのカウンセラーとして独立開業を果たす。カウンセリングルーム「心の相談室with」名古屋 の室長。臨床歴25年、臨床数15,000件を超える。講演・研修回数は800回、聴講者は10万人を超える。【上手に「自分の気持ち」を出す方法】など、電子書籍を含め、20数冊の本を出版している。カウンセリング講座などを開催し、カウンセラーを育てることにも精力を尽くしている。

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