【倉敷市】倉敷市役所内の隠れスポット。入館無料のレトロ洋風建築へ
赤いレンガが印象的な倉敷市役所。その敷地内にひっそりとレトロな建物「倉敷市歴史民俗資料館」があるのを知っていますか?…と聞きながら倉敷市民の筆者ですが、実は一度も行ったことがありませんでした。レトロな建物が気になったので行ってきましたよ。
建物は国の重要文化財
1915年(大正4年)に建てられた洋風建築。もともとは倉敷幼稚園の園舎でした。約60年使用されたのち、老朽化のため1976年に取り壊されました。
解体を惜しむ声が強かったため、1981年に今の場所に移築復元されたそうです。以降、資料館として開放されています。
敷地に合わせて廊下を短くしているそうですが、ほぼ当時の姿で復元されていて、2000年に国の登録有形文化財になりました。
かつての遊戯室は展示室に。八角形が印象的な構造で、内部に支柱を使わない機能性を追求し、この形になったようです。
正面玄関上には桜のマークと巾着の装飾が。昔は巾着に物を入れていたことから付けたそうです。
展示物からも歴史を感じる
展示室には幕末から現在までの教科書が展示されています。どれどれ、どんな内容でしょう?
着物姿の子どもと「フロシキ」が登場しています。時代を感じますね。
さっぱり何が書いているのか分からないものも。いや、現代語でも理解できないかも。
実際に倉敷幼稚園で1991年まで使用されていたピアノもありました。現・上皇陛下のご誕生の際に三木楽器から作られた3台のうちの1台なんだそうです。
農機具の展示も。今ではまったく使われていないですね。
レトロな建物を訪ねませんか
建物も展示物からも歴史を感じる資料館。無料で入館できるのも嬉しいところ。興味がある方はここを目掛けて行ってみては。倉敷市役所に行ったついでに気軽に寄るのもよさそうですね。
<詳細情報>
倉敷市歴史民俗資料館
住所 :岡山県倉敷市西中新田669
電話 :086-422-7239
営業時間:10:00~16:00
定休日 :月曜日(祝日の場合は次の休日でない日、12/28~1/4)
駐車場 :あり
URL :公式HP