【札幌市白石区】防災について学んだ後は、はしご車に乗って消防士気分。更に実際の消防署車庫内が見学可能
先ほど3月28日18時18分に青森県東方沖を震源地とする地震があり、札幌でも震度2~3の地震がありました。みなさんは大丈夫でしたか。いろはは建物内にいたのですぐさま非常口マークを探しました。改めてドキッとした瞬間でした。
本日も記事をお読みいただきありがとうございます。
今回ご紹介する施設は、2023年3月20日にリニューアルオープンした
札幌市民防災センター
札幌市白石区 札幌市営地下鉄 東西線’南郷7丁目駅’1番出入口より徒歩3分ほどの場所にあります。
1階は6種類の体験コーナーがあり、2階は地震体験、消火体験などの模擬災害体験を通して防災を学べる学習コーナーが設置され、火災、風水害、地震時の対策や心得、避難についてパネルやモニターで学習できます。
各災害についての対策や避難などの詳しい情報が各災害毎に色で分けられ内容は盛りだくさんです。カラフルで分かりやすいパネルなのでとても参考になりました。
全てをお知らせしたいところなのですが、さすがに情報量が膨大でお伝えしきれないので、一部ですが、いろはが気になったコーナーをご紹介いたします。
茶色のコーナー/避難について
以前は避難場所へ避難するという考え方が主流でしたが、現在は在宅避難という考え方もあり安全が確保できるのであれば在宅で過ごすこともメリットがあることとして紹介されていました。
青色のコーナー/雨が降り続いたら
梅雨がない北海道と言われていますが、近年長雨が続いたり台風がくることもあります。そんな時に考えられる災害もあるので雨がもたらす災害に巻き込まれないようにここで対策を学べます。1時間の雨量の目安や風の強さについては、とても参考になると思いました。
1階で体験した暴風体験では20mでしたが、パネルによると、’風に向かって歩けなくなり転倒する人も出る’とあります。まさしくその通り。危険を感じる風を体験しました。30mだと細い木の幹が折れたり、看板落下があるそうです。怖いですね。
段ボールベット
展示されていましたが、実際に座ってみて使用感を確かめることができます。でも、やはり布団やベットと比べれば長く使用するには辛いかと思います。
この段ボールベットを使うことがないことを願うばかりですが、もし使用することがあるならば三方向に壁があることである程度プライバシーが守られ、床上に直に腰を下ろすことを考えると寒さ対策、身体への負担が軽減されるのでストレスが小さく済むのではないかと思いました。
4人家族の方が同時に座ってましたが、段ボールですが頑丈でしっかりしていました。すごいですね。
しっかりここで学んだ後は、
実際に災害現場で活躍していたはしご車を見学
1階の吹き抜けのロビーに展示されているはしご車はとても大きくダイナミックな車です。普段からこれほど近くて見る機会がないですし、実際に運転席に座ったり、車体に触ることも出来てワクワクしました。
後方のはしご操作部に立つこともできます。
運転席ではサイレンを鳴らすことができます。行かれた際には是非鳴らしてみてください。
札幌市内では各区で管理しているはしご車があります。見る機会がありませんが、もしも、階数のあるビルやマンションで使用するにはこれほどの長いはしごが必要ですよね。
防火衣やヘルメットを被って記念撮影
腰ベルトがものすごく重くハンガーから外す時にちょっと苦戦したので、ハンガーごと持ってイスの上でハンガーを外す方が楽かもしれません。重いので気をつけてください。
サイズはLサイズまであるので、お子様から大人の方まで着用することが出来ます。1度着用してみてはいかがでしょうか。これほどの重さと頑丈な衣服を着て、現場で活動されるのかと思うと消防隊員の方はすごい体力だなと思います。
はしご車の直ぐ上の2階へ上がります。
防災グッズウィンドー
「災害時の必需品を備える」と題して災害時に必要となる非常持出品や備蓄品などを展示中。
こうしてみると、かなりの種類と量が必要なのですね。簡易トイレなどあったら便利だと思います。停電し水道が止まった時には、トイレがとても困った記憶があります。
1人三日分の主食と水とトイレでこれぐらい必要
こうしてみると、1人分でこれだけのものなので、家族分となると量的にはも金銭的にも大変ですし、いざという時に賞味期限切れの心配などもあります。そこで、
ローリングストック
備蓄したものをいざという時に使用出来なかったり賞味期限切れということもありえます。その対策として日常生活で備蓄を使用して、使用した分は補充するというものです。これなら、賞味期限切れの心配もなく、また使い慣れていればスムーズに備蓄を利用することが出来ます。ココでポイント・・・古い物から使うことです。なるほど・・・いろはも実践してみようと思います。
これなら、災害対策としてストレス無く普段から出来そうですね。
消防隊員の防火衣
状況によって衣類の種類があるのですね。どれも重そうな衣服です。
白石消防署車庫見学ゾーン
防火センターに隣接している施設は、札幌市消防局 白石消防署です。
様々な車体が車庫内で美しく整然と並んでいます。これで全ての車なら、今は救急要請がないということですよね。
2方向から眺める事が出来、ちょっと特別感を覚えます。いざ出動という場合も見学中にあるそうです。
札幌市民防災センターで全てを見て回り体験してみたところ、いろはは2時間ほど掛かりました。お時間に余裕をもって行かれるのがよいかもしれまん。
外国からの団体での見学の方も多いそうなので、多言語対応アプリを活用した英・中・韓の多言語に対応しています。国を問わず、防災、救急救命に関しては関心が高いのですね。大切で必要な情報は共有していざという時のためにこれから備えましょう。
今回は本当にいい体験をすることができました。
札幌市民防災センターの皆様、この度は取材にご快諾とご協力をいただきましてありがとうございます。
【施設情報】
札幌市民防災センター
住所 / 札幌市白石区南郷通6丁目北2-1
電話番号 /011-868-3535
入館料 /無料
時間 /9:30~16:30(受付時間:45~17:15)
休館日 /令和5年4月以降
年末年始及び第1・第3月曜日(祝日の場合は翌日)
※機器の保守点検などによる臨時休館があります。
公共交通機関 /地下鉄 : 札幌市営地下鉄東西線・南郷7丁目駅(1番出口徒歩3分)
バ ス : 北海道中央バス(72系統、澄78系統、白25系統)・南郷通6丁目停留所
駐車場 /数台 ※駐車スペースに限りがありますので、できるだけ公共の交通機関をご利用ください。
大型バス(2台)、身障者用(1台) ※申込時にお電話で利用をお伝えください。
駐輪場 /12台
10名様以上でご来館の際は、事前にお申込みください。
・多言語対応アプリを活用した英・中・韓の多言語に対応
札幌市民防災センターHP /こちらです。
札幌市HP /こちらです。
Instagram /こちらです。
※こちらの情報は、2023年3月の取材時のものです。
最新の情報は、SNS等にてご確認のほどご来館ください。