6月の勝敗。3ヵ月連続の勝ち越しは東京ヤクルトだけ。阪神と千葉ロッテは今年初の月間勝ち越し
東京ヤクルト・スワローズは、5月に続き、6月も両リーグ最高の月間勝率を記録した。5月が勝率.696、6月は勝率.826だ。3・4月の勝率.556を含め、ここまで3ヵ月連続の勝ち越し。他の11球団は、いずれも負け越した月がある。東京ヤクルトと同じく、福岡ソフトバンク・ホークスも3・4月と5月の両月は勝ち越したが、6月は勝率.450に終わった。
6月に勝率.600以上を記録したのは、東京ヤクルト以外に2球団。勝率.650の千葉ロッテ・マリーンズと勝率.636の阪神タイガースがそうだ。どちらも、今シーズン初の月間勝ち越し。3ヵ月続けて負け越しの球団は、皆無ということになった。
ただ、横浜DeNAベイスターズと中日ドラゴンズ、北海道日本ハム・ファイターズの3球団は、負け越さなかった月――月間勝率.500ちょうど――が1度ずつあるものの、勝ち越した月は一度もない。
5月と6月の直近2ヵ月に限ると、東京ヤクルトの他に、埼玉西武ライオンズも2ヵ月続けて勝ち越している。それぞれの月間勝率は.565と.571だ。一方、読売ジャイアンツ、広島東洋カープ、中日は、5月も6月も負け越した。
この3球団の月間勝率は、月を追うごとに下がっている。読売が.645→.440→.409、広島東洋が.571→.478→.364、中日は.500→.440→.318だ。東北楽天ゴールデンイーグルスもそう。月間勝率は.727→.500→.429と推移している。ちなみに、東北楽天が3・4月に記録した勝率.727は、セ・リーグを含め、どの球団よりも高かった。
それらとは逆に、東京ヤクルトと阪神、埼玉西武の月間勝率は、月を追うごとに上がっている。
6月の月間本塁打(個人)については、こちらで書いた。