大阪梅田の高架下に、大人の隠れ家のような喫茶店があることを知っていますか？

扉を開けた途端、都会の空気からガラッと変わり別世界に。 クラシカルな内装と音楽に癒やされる特別なひとときが始まります。

今回は、新梅田食道街にある喫茶店「山本珈琲館 梅田YC」さんをご紹介します。

大阪梅田の高架下にある老舗喫茶店

「山本珈琲館 梅田YC」は、新梅田食道街の外側・道路沿いにあります。

阪急大阪梅田駅と阪急百貨店の間に位置し、真下には大阪メトロ御堂筋線の梅田駅。横断歩道を渡ればJR大阪駅やバスターミナルも。どの交通手段を使っても便利な立地です。

関西に住んでいる人なら、店前を通ったことがある人が多いのではないでしょうか。

看板には「珈琲通の店」と書かれていました。

「山本珈琲館 YC」は昭和25年に大阪で創業した喫茶店です。新梅田食道街には「梅田YC」と「ニューYC」の2店舗があります。どちらも歴史を感じる喫茶店です。

立地の良さから、きっと混んでいるだろうと思っていましたが、入ってみると予想以上に落ち着いた雰囲気でした。

扉を開けると階段があり、客席は全席2階にあります。
広い空間に64席。席と席の間隔が保たれていて、ざわざわした感じはしません。

喫茶店の店内は、まるで隠れ家のようでした。祝日の午前中にお邪魔しましたが、一人で来ているお客さんが多く、本や新聞を読みながらゆったりと過ごしている人が目立ちました。

店外から中の様子はまるで見えませんが、一人でも居心地が良いですよ！

目と耳でたっぷり楽しめる老舗喫茶店の佇まい

店内には、アンティーク雑貨やコーヒーミルがいくつも飾られています。 照明やテーブル、チェアー、お手洗いの扉など、なにもかもがクラシカルで上品です。

店員さんは白いシャツに黒の蝶ネクタイ、スラックスときちんとした装い。 忙しくされていましたが、丁寧で落ち着いた接客をしてくださいました。

ピアノジャズが流れていて、これが心地良いのです。 個人的に気に入ったポイントは、音が小さめであること。

小さめだからこそ、厨房でお湯が湧く音や、珈琲を注ぐ音、ソーサーにスプーンを添える音までもが耳まで届きます。

喫茶店の上を電車が走っているので、ガタンゴトンという音も聞こえてきました。

老舗喫茶店の格式ある雰囲気を、目と耳で楽しむことができます。

王道の喫茶店モーニングを味わう

今回注文したのは、トーストセット。
トースト・サラダ・ゆで玉子とコーヒーで600円でした。

これぞ王道の喫茶店モーニングといったメニューです。

コーヒーは、苦味と酸味のバランスがとれたマイルドな味わい。
ふんわりと柔らかいバタートーストと一緒に、美味しくいただきました。

モーニングメニューは、トーストセット以外に、数量限定の日替わりセットもありましたよ。

チーズドックも美味しそうですね！

都会の喧騒を忘れて心穏やかなひとときを

「山本珈琲館 梅田YC」はコーヒーの種類が豊富で、ブレンドコーヒーが6種類、ストレートコーヒーが8種類。 それに加えて、本日のストレートコーヒーもありました。

470円以内のコーヒー・紅茶は2杯目が250円となるサービス（種類の変更も可能）や、ストレートコーヒーが1.5杯分入ったポットサービスもあります。

コーヒーが好きな人にとって、居心地がとても良いと思います。

ちなみに、サンドウィッチやケーキなどのフードメニューも本格的です。オムレツサンドが名物だそうですよ！

「山本珈琲館 梅田YC」は、梅田のど真ん中で落ち着いたひとときを過ごせる喫茶店です。

出勤前や待ち合わせ前などに、ふらっと立ち寄ってみてはいかがでしょうか。