【子育て】"失敗" が子どもの自己肯定感を高くする!?子どもの自己肯定感を下げないための親の関わり方
こんにちは!さっこせんせいです☆
我が子には自己肯定感が高い子に育ってほしいですよね!自己肯定感とは、ありのままの自分を受け入れられ、認められる感覚のことです。そう考えると、たくさんの成功体験をさせて自信をつけさせてあげられれば、自己肯定感が高く育つのではないかと思われがちですが、それは違います!
今回は、自己肯定感について詳しくお話させていただき、失敗体験と自己肯定感がどのように結びついていくのかをお伝えしていきます☆
▷子どもの自己肯定感とは何か?
自己肯定感という言葉は、多くの方が耳にしたことのある言葉だと思います。先ほどもお伝えしましたが、「ありのままの自分を認めてあげられること」を言います。この「ありのまま」というところがキーポイントなんです!
「ありのまま」つまり、自分のいい部分だけでなく悪い部分も認められるということです!
自信がある子というのは、「自分はできる!」「失敗しない!」というような考えを持つ子です。
自己肯定感が高い子というのは、たとえ失敗したとしてもその自分を否定することなく受け止められるため、気持ちやモチベーションを維持することができる子なのです。”自信がある”のと”自己肯定感が高い”のとでは、意味が違うことがおわかりいただけるでしょうか?
たとえば、初めて跳び箱にチャレンジするとき、自信がある子と自己肯定感の高い子、どちらもチャレンジする気持ちは同じように持つことができるでしょう。しかし、いざチャレンジして失敗した時、”自信だけ”で跳び箱にチャレンジした子は、何度も失敗が続くとだんだんとその自信をなくしていきます。
しかし、自己肯定感の高い子は、いくら失敗してもその自分すら認められるため、諦めずにチャレンジし続けられる子が多いんです。
自己肯定感とは "非認知能力" と言われるもので、目で見たり数字で表せるものではありません。しかし、ありのままの自分を認められることは、めまぐるしく変化している今の社会を生きる子どもたちにとって、絶対的に必要な力なのです。
▷自己肯定感が低いとどうなるの?
ありのままの自分を認められないと、失敗した自分やできない自分に対して悲観的になります。そうなると
・挑戦しようとしない
・すぐに諦める
・自分で決められない
こういった性格になり、そのまま大人になっていくのです。そんなの絶対に嫌ですよね!!どうしたら、自己肯定感を高めていけるのか。
もっと細かくお話すると、子どもはもともと自己肯定感が高い状態でいます。それがだんだん成長とともに低くなっていくのです。それはなぜかというと、周りの大人の関わり方が大きく関係しています。日本は世界的に見ても、子どもの自己肯定感が低いというデータがあります。その原因に、親である私たち大人の自己肯定感の低さがあげられています。つまりは親として、子どもの自己肯定感を高めてあげるのではなく、自己肯定感を下げない対応を心がける必要があるんです!
▷子どもの自己肯定感を下げない関わり方
①失敗の経験をさせる
失敗させないように先回りして手を貸してしまったり、口を出してしまっていませんか?「失敗」は子どもにとって大切な経験です。失敗せずに成長した子は、いざ失敗した時に立ち直ることが難しく、すぐに自信をなくしてしまいやすくなります。「失敗しても大丈夫」を経験するためにも、失敗経験は欠かせません。
【Point】
△ 失敗しないように手伝う
〇 失敗するとわかっていても見守る
②失敗した時に親が嫌な顔をしない
ジュースをこぼしたり、転んだり、子どもには失敗がつきものです。しかしその時に大人が嫌な顔をしたり、怒ったりしてしまうと、【失敗=ダメなこと】というイメージがつき、失敗した自分を悪く思うようになります。
これが意外と難しいかもしれません。忙しいときや余裕のない時に子どもになにかされると、つい顔に出てしまったり怒ってしまいます。もし顔にでてしまったとしても、すぐに「大丈夫?」「どうしたの?」と表情や声色を変えて声をかけるように意識していきたいですね。
【Point】
△ 失敗に対して、親が嫌な態度を見せる
〇 失敗しても落ち着いて対応する
③結果ではなく過程に注目する
「100点とれてすごい!」「なわとび10回も跳べたの!」と、私たちは褒めるときについ結果に注目して褒めがちです。しかしそれは「結果がよかったから褒められた」「結果がいいことがすごいこと」というイメージを子どもに無意識に与えてしまいます。
そうなると子どもは、結果が悪かった時やできなかった時の自分を認められなくなってしまいます。日ごろから結果ではなく過程に注目するように声かけをしていくと、子どもたちも自分の頑張りに目をむけられるようになります!
【Point】
△「100点すごい」「10回も跳べたの?」
〇「勉強頑張ったから100点とれたんだね」
「なわとびたくさん練習したんだね!」
私たち大人も、失敗すると落ち込みますし自分のことを責めたくなってしまいますよね。しかし本来失敗とは成長のために必要なものです。私たちの中にも【失敗=ダメなこと】のイメージがあるのは、そういうふうに育てられ、自己肯定感が低くなってしまったからかもしれません。
親として子どもの失敗を寛容に受け止め、失敗に対するイメージを良いものにしていけたら、子どもの自己肯定感は下がらずに維持され続けます!そして私たち親の自己肯定感も高めていけたら、さらにいいですね☆
最後までお読みいただきありがとうございました!