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《横浜中華街》がっつりもちもち!量すごい!中華街で食らう刀削麺の油そばとは?【横浜市中区】

みうけん地域情報発信ライター(横浜市)

横浜市地域情報クリエイターのみうけんです!

中国の美味しいものがあつまる一大観光地、横浜中華街。

中華街というと一般的に肉まんや食べ放題、高価なコース料理というイメージがありますよね。

今回紹介するのは、お一人さまでも気軽に行けるお店です。

そのお店は、山下公園がわの朝陽門(ちょうようもん)の脇にある、「麺王翔記」さんです。

このお店は、単なるラーメンのお店ではなく、なんと刀削麺のお店。

大きな生地のカタマリから、薄い板を使って華麗に削り、麺にしていくもの。

かつて、民衆の反乱を恐れた王様が庶民から農具から調理道具からみんな取り上げてしまったので、どうやって料理すればいいだべか! となった民衆が考えた料理だそうです。

この他にもメニューはたくさんありますが、全部載せているとキリがないのでこのくらいにして・・・

今回紹介するのは、身もココロもガッツリと満たされる、パワーのある一杯です。

◆油かけ刀削麺(990円)

◆茶葉玉子(110円)

実際は「汁なし坦々麺」とかよりも「油そば」に近い印象です。

ツーンと香ってくる唐辛子と山椒の香りが、ピリ辛を連想させてくれて空腹をバシンバシン刺激してきます!

乗っているのは、茶葉玉子。

正式には「茶葉蛋」という台湾のソウルフードで、ジャスミン茶や烏龍茶などで煮込んだ茹で卵。

お茶だけではなく、お酒や味醂なども足して煮込むのでしっかりとコクがあるのが特徴。

日本の味玉とはひと味違った美味しさがあります。

麺は、おそらく日本のラーメンの2倍以上の量があるのではないか・・・。

その量の多さに驚愕ですが、たくさん食べる方には嬉しいでしょう。

もちろん、大きなカタマリから目の前でシュッシュッと削ってくださった、むっちりとした美味しい麺です。

関内の有名店などでもそうですが、基本的に刀削麺のお店は量が多いようですね。

スープは、油かけ刀削麺というだけあって、油がたっぷり浮いています。

炒めた具材と麺とスープに、グツグツ煮えたぎった油を回しかけて完成されるコクと香りがたまりません。

油はたくさん入っていますが、意外にもしつこくないのでスルッと飲めてしまいます。

むしろ、暑くて疲れた日には身体の内側からパワーをくれるので、とても嬉しい一杯です。

ピリ辛なスープには香辛料もしっかり入っており、味わいもよくスパイシーさもしっかり。

そんなスープをガシガシと絡めて食べる、もっちもちな刀削麺。

手で1本1本削り出しているので、ところどころによって太さも厚みもまちまち。

食べるところによって食感も変わり、一口一口ごとに変わる美味しさが刀削麺の魅力です。

具材は炒めたもやしやキャベツなど、お野菜がたっぷり。

麺もたっぷりですが、お野菜もたっぷりなので食べ応えがある反面、罪悪感は少ないです。

適度にシャキッと加減を残したお野菜は、このスープともよく馴染みます。

スープをしっかり吸わせたもやしをワシワシ食べると、早すぎる猛暑も吹っ飛んでいくかのよう。

茶葉玉子はしっかり煮込まれていて、中まで味がしっかりです。

プリッとした白身にも、モッタリした黄身にも味が染み込んでいて、良いアクセントになってくれました。

◆◇◆後記◆◇◆

横浜には美味しい刀削麺のお店が何軒かあり、Yahoo!ニュースでも紹介させていただきました。

今回紹介した、ここ「麺王翔記」さんも間違いなくそのうちの一軒に入るでしょう。

中華街の中心ではなく、外側に面したところにある「麺王翔記」さん。

バイクで、バスで、徒歩で前を通りかかるたびに気になっていたお店ではありますが、何でもっと早く行かなかったのだろうと後悔しきりです。

あまりたくさん食べられない方は、注文時に言えば麺の少なめも可能です。

ぜひとも、いろいろな種類が揃った美味しい刀削麺を試してみてください。

お試しを!

麺王翔記 (Rettyページ)
045-663-1866
横浜市中区山下町79 瑞利ビル1F
※お店の情報・メニューなどは予告なく変更となる場合があります。
※レビューはあくまでも筆者の嗜好によるもので、皆様のお好みとは異なる場合があります。
※この記事はお店の方の許諾を得て掲載させていただいております。

地域情報発信ライター(横浜市)

愛車はヤマハのシグナスX。原付またいで、見たり聞いたり食べ歩いたり。風にまかせてただひたすらに、ふるさと横浜とその近辺を巡ります。

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