今が旬【生産者の食卓】今年こそ初挑戦してみては!小梅で簡単カリカリ梅は簡単すぎて驚く
いよいよ梅のシーズンに突入しました。いたる所で「梅仕事」という言葉を聞きはじめる時期でもあります。小梅からはじまり、大きなサイズの青梅も産地によっては、出荷がはじまっています。実は今年は全国的に梅が不作といわれる年で、生産者も頭をかかえています。うちの畑にある梅も例年に比べて、非常に収穫量が激減しているので体感はあります。さらに、全国の農業者仲間からも、不作すぎて悲しいという話が入ってきています。梅の旬は一瞬で終わってしまうので、梅を見つけたらぜひ、挑戦してみてください。
小梅仕事は、とても簡単
購入してきた小梅は、ヘタが付いているものがあったら爪楊枝などで、ヘタを取り除いてから、洗って水気を十分にふきとります。殺菌した容器に、小梅をいれてヒタヒタになるまで、しょうゆを入れるだけ。そう、これだけです!冷暗所で管理もできますが、小梅から出てくる水分量によっては、衛生面が不安なので私は、冷蔵庫に入れてじっくり待ちます。およそ、1週間~10日もすれば「小梅のしょうゆ漬け」は出来上がるので、食べられます。
しょうゆ漬けの他、らっきょう酢や寿司酢を入れても簡単に美味しくできます。
容器を殺菌するもめんどくさいという方には、ジッパー付き保存ビニール袋が楽々手間なしでおすすめです。こちらも、同じように小梅を袋に入れてヒタヒタにしょうゆを入れるだけの簡単作業。冷蔵庫に入れる際には、倒れないように大きめの深いお皿などに入れておくと安心です。
小梅のしょうゆ漬けを食べながら、しょうゆがもったいないと感じるかと思います。もちろん漬けたしょうゆにも、梅の風味がしっかりあり美味しい「梅しょうゆ」になっていますので、冷ややっこや、肉や野菜の炒め物、チャーハンなどの味付けに最適でおすすめです。
小梅は、すぐに追熟して緑色から黄色ぽい色に変わってしまいます。もちろん、それでも作れますが、黄色になればなるほど、カリカリの食感ではなく柔らかな食感の小梅になります。好みの食感で、青梅を選んでみてください。あとはお好みで、しょうゆの中に昆布や、削りかつおぶしを入れても風味が増し美味しく仕上がります。手間暇かからず、青果物そのままをシンプルな食べ方で食べる!それが生産者のおすすめでもあるので、試してみてくださいね。
※この記事には個人の見解を含みます。
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