煙の出ない蚊取り器はキャンプでも使えるのか?電池式とUSB式、どっちが最適なのか検証してみました
夏のキャンプで使う虫除けと言えば、蚊取り線香が定番ですよね。
しかし、煙が苦手、もしくは子供やペットを連れている場合は別の虫除けを使いたいと思っている方もいるでしょう。
蚊取り線香はヤケドをする心配もありますからね。
そこで おススメなのが煙の出ない電気を使う携帯用蚊取り器です。
電気を使うタイプなら火傷の心配が少なく、蚊取り線香の火でテントに穴を開けてしまうこともありませんからね。
電気を使う蚊取り器には大きく分けて電池式とUSB式の2種類がありますがキャンプで使うなら どちらが良いのでしょうか?
この記事では、実際に両方を使用して感じたメリットとデメリットを紹介します。
電池式蚊取り器
使用したのはコールマンとアース製薬がコラボして発売した電池式の蚊取り器です。
この電池式蚊取り器のメリットを以下に挙げてみました。
【電池式蚊取り器のメリット】
・煙くない
・大きさの割に軽い
・電源は入手しやすい乾電池
・電池の寿命が長い
・電動ファンが内蔵されている
電気を使う蚊取り器の一番のメリットは煙くないことですね。
煙くないので、テントの中に侵入した蚊の退治にも安心して使えます。
あと、この電池式蚊取り器は本体のみだと重量が146グラムなので一般的な蚊取り線香(10巻入)よりも軽いです。
電池はランタンやヘッドライトの予備電池を兼用すれば良いでしょう。
そして、電池の寿命か長いことも利点です。
単三乾電池2個を使う このモデルの場合、1日8時間使用しても約45日間使えます。
更に電動ファンが内蔵されているので殺虫成分を拡散してくれる効果もあります。
実際に効果を試してみました。
ヒトスジシマカ(ヤブ蚊)がテントのメッシュ ドアに集まってきたところで、ドアを開放します。
すると、蚊が5匹ほどテントの中に入ってきてテントの天井付近にとまりました。
早速、電池式蚊取り器のスイッチを点けましたが変化はありません。
屋外の環境だと風の影響などで即効性は無いようです。
そこで、電池式蚊取り器を蚊に近づけると数匹はすぐにテントの外へ逃げていきました。
その後、1匹だけテントに閉じ込めて様子を見てみると。
3分後に蚊は力尽きました。
デメリットとしては以下になります。
【電池式蚊取り器のデメリット】
・電池を含めると重量は重い
・風があると効き目が薄い
・即効性は低い
USB式蚊取り器
使用したのはダイソーで購入したアース製薬のUSB式蚊取り器です。
USB式蚊取り器のメリットを以下に挙げてみました。
【USB式蚊取り器のメリット】
・煙くない
・本体自体は軽い
・USB電源が使える
・市販の薬剤ボトルが使える
・薬剤はキャップで密閉できる
バッテリーが内蔵されていないので電池式より軽いです。
そして、USB電源方式なのでモバイルバッテリーやACアダプターからも給電が可能です。
薬剤ボトルは一般的な液体蚊取り器用が使えるので経済的です。ボトルにキャップをして保存が出来るのも良い点ですね。
こちらも蚊をテントの中に取り込んでから実験してみました。
蚊をテントの中に閉じ込めてからUSB式蚊取り器のスイッチを入れてスタンバイします。
そして、しばらくするとマットに落ちている蚊を発見。
よく見ると大きな蚊で色も変わっています。
調べてみると「シナハマダラカ」という種類の蚊らしいです。
その蚊に蚊取り器に近づけると逃げていくのですが、なかなかダウンしません。
蚊取り線香を近づけても この蚊には効かなかったので元々タフな種類なのだと思います。
あと、ヒトスジシマカ(ヤブ蚊)には電池式蚊取り器と同じく、こちらも効果がありました。
USB式蚊取り器を使って感じたデメリットは以下になります。
【USB式蚊取り器のデメリット】
・モバイルバッテリーを含めると重い
・薬剤ボトルの芯の加熱に時間が必要
・使用する薬剤ボトルで効果が変わる
最後に
効果的なのは電池式蚊取り器をメインに使って蚊の多い時間帯にUSB式蚊取り器を併用するという使い方ですね。
モバイルバッテリーの容量に余裕がある時や車移動の場合はUSB式蚊取り器をメインに使っても良いと思います。
キャンプのような屋外環境では、どちらかを1つ使うより2個併用する方が良いと私は感じました。
ちなみにダイソーで購入したUSB式蚊取り器は価格が330円でした。※2024年7月の情報
本体とUSBケーブルのみですが とってもリーズナブルですね。
ご参考までに。