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出会い系だらけ? 『LINE』オープンチャットの子供の利用を制限する方法

篠原修司ITジャーナリスト/炎上解説やデマ訂正が専門
オープンチャットの現状。出会い系やQRコードの投稿が目立つ。筆者キャプチャ

 コミュニケーションアプリ『LINE』に、匿名で誰とでも自由に会話ができる新機能「オープンチャット」が8月19日に登場しました。

 LINE社としては「もっと活発なコミュニケーションを」ということで実装したのでしょうが、残念ながらいまのところルール上は禁止されているはずの出会いを求めるトークであふれかえっています。

 また、いまは出会い系レベルにとどまっていますが、表面上は匿名でやりとりできることを考えると薬物の売買や売春などの犯罪トラブルに巻き込まれる恐れも考えられます。

LINE社による監視。しかし、記事執筆時点でこのトークルームはまだ閉鎖されていない。筆者キャプチャ
LINE社による監視。しかし、記事執筆時点でこのトークルームはまだ閉鎖されていない。筆者キャプチャ

 もちろんLINE社は監視を行っています。しかし、いたちごっこというか投稿されるトークが多すぎて間に合っていない印象です。

 子供にそんなところを利用させたくないと考える親御さんは多いことでしょう。筆者もそのひとりです。そこでこの記事では、子供のオープンチャット利用を制限する方法を紹介します。

※ちなみに18歳未満はオープンチャットのルームを検索できなくなっています。しかし、子供たちのいるチャットルームに悪い大人が入ってしまえば関係ありませんし、全体公開のルームであれば外部から誘うことも可能です。

オープンチャットを制限する方法

 『LINE』のオープンチャットは、「 square-api.line.me 」というURLへのアクセスを禁止することで制限できます。

URLへのアクセスを禁止することでオープンチャットを制限可能。画像はiPhoneの場合。筆者キャプチャ
URLへのアクセスを禁止することでオープンチャットを制限可能。画像はiPhoneの場合。筆者キャプチャ

 オープンチャットは「 square-api.line.me 」のページを通して利用する設計になっており、アクセスを禁止するとオープンチャットの画面が開かなくなります。

 これによりアプリ『LINE』は利用できる状態のまま、オープンチャットのみを制限することができます。

 特定のURLへのアクセス制限はiPhoneは『設定』アプリの「スクリーンタイム」から、Androidは『保護者向け Google ファミリー リンク』アプリの「Google Chromeのフィルタ」から行えます。

 個人的な希望を言えば、こうした制限の方法がわからない親御さんも多いと思うため、『LINE』アプリのみで制限できるようになって欲しいものです。

ITジャーナリスト/炎上解説やデマ訂正が専門

1983年生まれ。福岡県在住。2007年よりフリーランスのライターとして活動中。インターネット(SNS)で起きる炎上の解説、デマのファクトチェック、スマホやガジェットの話題、生成AIが専門。最近はYouTubeでも活動しています。執筆や取材の依頼は digimaganet@gmail.com まで

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