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【まるで宝石!】室内で育てられるってホント?美しい多肉植物ハオルチアに癒やされよう♪

RANMARU園芸YouTuber

こんにちは、園芸YouTuberのRANMARUです!

【巣ごもり】でお家で過ごすことが増えた昨今、観葉植物の人気は非常に高まっております。ひょっとすると、あなたもすでに観葉植物の栽培を楽しんでいるかも知れませんね(^^)

そんな観葉植物の中でも人気が高いのが、多肉植物です!

多肉植物は以前からたびたびブームになっており、ニュースでも取り上げられた事があります。

そんな人気の多肉植物の中で、特に私がオススメしたいのがこちら!

ハオルチア 紫オブツーサ
ハオルチア 紫オブツーサ

ハオルチアです♪

ハオルチアとは

ススキノキ科 ツルボラン亜科 ハオルチア(ハオルシア)属に分類される植物※で、南アフリカに自生しています。※2022年6月時点です。

ススキノキなどと言うと、何のことかイメージがつきづらいと思いますが、アロエに近い仲間だと思っていただければ大丈夫です(^^)

透明感がある葉の【軟葉系】無骨でいぶし銀な【硬葉系】と言われるグループに2分されますが、正確に言うと現在Haworthia(ハオルチア)属に含まれるのは軟葉系です。硬葉系はHaworthiopsis(ハオルチオプシス)という別の仲間に分類し直されました。

今回取り上げるのは、軟葉系ハオルチアです。

葉に透明な部分がありますが、これを【窓】と呼びます。

窓はもともと透明度のある細胞で出来ているのですが、その透明感は逆光に透かした時に最も美しく輝きます。

美しい品種達

ハオルチア トゥルンカータ
ハオルチア トゥルンカータ

トゥルンカータ(Haworthia cooperi var. truncata)

一般的に単なる【オブツーサ】と呼ばれたり、【雫石】とも呼ばれたりします。

価格的にも購入しやすく、500円~1000円程度で販売されている事が多いと思います。非常に子吹きが良く、どんどん株が群生していきます。

ブラックオブツーサ
ブラックオブツーサ

ブラックオブツーサ(Haworthia 'BLACK OBTUSA')

まるで水晶のようなゴツゴツ感が美しい人気品種です。

ある程度の大きさになると子吹きしますが、前述のトゥルンカータに比べると子吹きしづらい傾向があります。

ハオルチア 桜水晶
ハオルチア 桜水晶

ハオルチア '桜水晶'

透明度が抜群に高い窓を持つ美麗種です。

水分が少ないとタマネギのように縮んでしまいますが、水を吸った大株はまるで花が咲いているように広がります。

育て方

特異な見た目ですので、何か育てるの難しそう・・・なんて思いませんか?

そんな事はありませんので、ご安心ください!

私としては多肉植物の中でも育てやすい部類かと思っています(^^)

日当たり

一般的には半日陰で育てると言われています。半日陰とは微妙な表現ですが、明るい日陰という方もいますし、午前中だけ日に当てるという方もいます。

私の環境で説明しますと、

東向きの窓辺で育てています。午前10時頃までしっかりと窓から差し込む太陽光に当たり、午後からは少し陽が遮られ、直射日光ではありませんが明るい環境です。

〇ポイント

屋外の直射日光にしっかりと当てなくて良いので、お家の窓辺で栽培することが可能です(北向きだと光が足りなくなります後述)。

日当たりが良すぎる場合は、別の植物の鉢や置物の陰に置いてあげて調整します。

葉や株の丈がヒョロヒョロ長くなってきたら、光量不足です。葉が赤茶色になりハリがなくなった場合は光が強すぎます(常時赤茶色の品種もあります)。

〇注意

・外で一日中ジリジリ遮りのない直射日光を当てない(葉焼けする可能性があります)。

西日は植物全般ダメージにつながるので注意。

・レースのカーテン越しの光だと光量が足りなく、徒長する場合がある。

☆光りがたいない時

LEDライトを設置してあげると元気に育ってくれます(^^)

植物育成灯でも良いのですが、私はホームセンターの電材コーナーで売られている2000円程度のLEDライトを使っています。

ライトの距離は使うライトの種類によりますので、最初離した位置からスタートし、葉焼けに注意しながら徐々に近づけることをオススメします。

設置方法についてはこちらの動画で解説していますので、興味がある方は参考にしてみてください。

水やり

光量が十分にあり、用土が乾きやすい環境であれば、用土が乾いたら鉢底から水が流れるくらいタップリとが基本です。

ただし、室内のように光量が制限されたり、用土の乾きが悪い環境では徒長や腐敗の原因になることがあります。

私の場合は(室内栽培)、

株の外葉にシワが寄ったら、鉢底から水が流れない程度にチョロッと水をあげています。必要最低限の水分に抑えることで徒長や過湿による腐敗を抑えることが出来ます。ただし、2~3ヶ月に一度程度でしっかり水を掛け流してやります。これはホコリ落としや鉢内に溜った肥料分や老廃物を洗い流す目的です。この方法は下記の用土を使った場合有効であり、有機質が多い市販の用土ではオススメしません。

夜間、葉水※をしてやると窓がプリプリに育つ気がします(気がしているだけかも知れませんが・・・)。この場合、次の日の朝には乾く程度にしましょう。

※葉水・・・葉に霧吹きなどで水を拭きかける手入れ

用土

我が家では、軽石:鹿沼土:赤玉土 2:1:1を篩にかけて粉塵を取り除いてから使います(小粒)。一週間以上用土が湿り続けるような場合は乾きを良くするため、軽石の量を増やしてブレンドし直します。逆に翌日にすぐに乾いて乾燥しすぎる場合は、軽石の量を減らします。頻繁な植え替えは植物のストレスになりますので、お気を付け下さい。

市販の多肉植物の土でも栽培可能ですが、なるべく有機質が少ない用土をオススメします。特に有機質タップリの観葉植物の土は、室内栽培では扱いにくいと思います。

※あくまで一例であり、これが絶対に正解というものはありません。自分の環境にあった用土を見つけるのも園芸の楽しさです。

肥料

肥料は植え付け時に、緩効性の化成肥料を一つまみ用土に混ぜてやります。私はマグァンプKと言う商品を使います。

それ以外では液肥を多肉植物濃度に薄めて、春と秋の成長期に月に2回ほど水やりの代わりにあげます。ただし、室内栽培の場合は、光量が少なめなのもあり肥料が多いと徒長する恐れがあります。私としてはさらに薄めて使うことが多いです。

我が家で使うのは

ハイポネックスハイグレード洋ラン:2000倍(灌水時)月2回
住友液肥1号:3000~5000倍(葉水時)月2回


オススメはハイポネックスハイグレードですが、ちょっと高価です(^_^;)普通のハイポネックスの場合は3000倍くらいに薄めて使っていました。
住友液肥は夜に葉水してやる際に使います。

植え替えの時期

真夏の極端に暑い時や真冬の寒い時期を除けば、通年植え替え可能です。

ただし、成長期に植え替えるとストレスで一時的に生育が鈍る事があります。それは勿体ないので、生育が良くなる春や秋の前(春先や晩夏)に植え替えるのがオススメです。

私の場合は春先に植え替えることが多いです。

冬越し

5度以下でも耐えますが、ギリギリまで攻めると危険です。

私は最低5度以上、出来れば10度以上を保つようにしています。15~18度くらいあると冬でもゆっくり成長してくれます。

外で栽培しようと考えている方は、冬の置き場所を考えて数を増やしましょう。北国で外で越冬は不可能に近いです。夏に買い集めて冬に室内に入れる時に困惑する方は多々います(ただ性懲りも無く何度も同じ事を繰り返すのも多肉好きです)

オシャレに植えよう♪

OMオブツーサ錦
OMオブツーサ錦

100均(セリア様)のクラッシュガラスとハンドメイド用の歯車で植え付けてみました。

表面に敷く化粧砂に拘るのも良し、鉢に拘るのも良しで、仕立て方を考えるのも楽しいです(^^)

びっくり裏話

少し前にハオルチアブームがありましたが、海外でも富裕層の間で人気があり、特に日本で作られた品種が人気が高く非常に高価(数十~数百万円)で取引されていた時がありました。

その時はハオルチア泥棒がニュースに取り上げられていた事もあり、それで知っている方もいるかも知れません。

今はブームも落ち着き、価格が下がって購入しやすくなっています。

楽しむなら今がチャンスかも知れませんね(^^)

ハオルチア 万象'白妙'
ハオルチア 万象'白妙'

万象はかつて高額でしたが、今は入手しやすくなりました。

まとめ

いかがでしたでしょうか(^^)

まるで宝石のような植物ハオルチア。最近はホームセンターの園芸コーナーでも見かける機会が増えました。

この記事を読んで興味を持っていただけましたら、是非園芸店で探してみてください。

きっと、あなたの日常に新たな楽しさを与えてくれると思いますよ(^^)

今後も魅力的な植物や楽しい園芸情報をお伝えさせていただきます♪

ではでは☆彡

【RANMARU】
幼い頃から無類の生き物好きですが、実は植物には全く興味がありませんでした。
ひょんなことから、一鉢の胡蝶蘭を育てたのをキッカケに園芸に夢中になりました。
「室内でも綺麗に健康に」をテーマに、寒い北の大地で植物を育てています。観葉植物、熱帯植物、蘭、多肉、古典園芸など。
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園芸YouTuber

園芸に関する様々な情報をYouTubeで発信しています。初心者からマニアまで、「分かりやすい・楽しそう・勉強になる」と好評です。「室内でも綺麗に健康的に」をテーマに寒い北の大地で植物を育てています。観葉植物、多肉植物、蘭、その他様々な植物を扱います。

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