【生きた宝石】と呼ばれる観葉植物を知っていますか?
こんにちは!園芸YouTuberのらんまるです。
気温も暖かくなり、園芸熱がフツフツと沸き上がる今日この頃ですが、皆さんは園芸楽しんでいますか?今回はすでに園芸をしている方も、これから始めたい方にも知って欲しい、最高に美しい観葉植物を紹介します♪
その名は・・・
「ジュエルオーキッド」
名前からしても、美しさが滲み出ていますよね?なんせジュエル=宝石ですから(^_^)
ジュエルオーキッドとは
主に東南アジア周辺に自生する、葉脈や葉の地模様がキラキラとラメ状に光り輝くランの仲間の事です(南米など他地域にも自生しますが、アジア圏のものが多く流通します)。
シュスランやそれに近い仲間が属しますが、最近はシュスラン系に限らず、葉模様の美しい様々な地性蘭もジュエルに含む流れがあります。
ここで押さえておきたいのは、ジュエルオーキッドとは特定の属(分類)に含まれる蘭を指すのではなく、あくまでも葉の美しさでその名を冠している点です。
美しいジュエルオーキッド達
それでは我が家のジュエルオーキッドを一部紹介させていただきます♪
マコデス ペトラ
園芸店でも見る機会がある、最もメジャーなジュエルオーキッドの一つです。
ジュエルオーキッドとしては一般種ですが、強いラメを持ち、抜群の美しさを誇ります。
グッディエラ プシラ
一時期流通がなくなりましたが、最近また復活しているジュエルオーキッド。
新葉のラメは水色に輝き、植物とは思えない美しさです。
アネクトキルス アルボリネアタス 'ノック'
赤いラメが美しいジュエルオーキッドです。この赤みは寒さでさらに濃くなりますので、18~20ど位で管理しているときの葉は、燃えるような輝きを放ちます。
アネクトキルス 'スーパーベイン'
黄金脈の美しい品種で、稀に中心部分が塗りつぶされた葉が出現します。
いかがでしたでしょうか?画像では伝わりづらいと思いますが、本当にラメ状の輝きを放つのです!育ててみたくなりますよね?
ということで、次は育て方です。
ジュエルオーキッドの育て方
ジュエルオーキッドの育て方は、愛好家によってそれぞれ一家言ありますので、一般的な方法というものも実はありません。今回は私が現在一番育てやすいと感じている方法を紹介します。
鉢
鉢はさほど大きくなくて良いです。2~3号程度が使いやすいです。
プランターで大量投入する育て方もありますが、病気が発生した際に全滅するリスクがあるので、慣れていない方は個別管理をオススメします。
植え込み資材
さまざまな資材を試しましたが、現在は水苔で育てています。
しかし、ただ水苔に植え付けるのではなく、オーソサイド(800倍希釈)という殺菌剤を植え込み後に染みこませています。これをするようになってから、失敗とコバエが激減しました。
オーソサイドは、植え付け後も夏前に染みこませる事をオススメします。
肥料
マグァンプKを原肥で使用しています。正直、マグァンプKを入れていれば、追肥系はしない方が失敗が少ないような気もします(^^;)与えた方が成長具合が良いのですが、リスクも出るので心配な方は追肥なしで様子を見てみてください。植え付け後や冬期に葉が小さくなることもありますが、数枚葉を展開すると葉が大きくなります。←ここで心配になって肥料をあげると失敗しやすいです。
日当たり
レースのカーテン越しの光がちょうど良いです。最近はLEDライトを購入して照射している方も多いです。本格的な植物育成灯は光量が強い場合がありますので、十分に離して使用を開始し、徒長具合を見て徐々に近づけるようにします。
その辺の電気屋で買えるLEDは植物が必要とする光があまり入っていないものもあります。高演色(Ra90以上)の商品がオススメですが、我が家は普通(Ra80程度)のモノを使っています。それなりには育っています(^^;)それなりです。
水やり
現在私が意識しているのは、オシボリ程度の水分量を保つ事です。
ギュッと握っても水が垂れてこない程度の水分量。それが理想です。植え付け時は殺菌剤を染みこませるのでベチャベチャですが、そこからは乾燥させていきます。ただ、完全にカラカラにすると根に負担が掛かるので水苔の表面の水気がなくなりつつも、水苔に弾力があるタイミングで水をやります(生乾きの服を触った感じです)。水苔がパリパリに硬くなっていたら、乾きすぎと判断します。
植え替え時期
春が理想ですが、新たに買ってきた場合は根のチェックも兼ねて通年植え替えます。
理想の温度は低温18ど、高温28ど程度かと思います。
この温度から外れてもすぐに枯れると言うことはありませんが、だいたいこの気温が無難です。なので、冬や真夏の植え付け後は、この温度帯の所で養生すると安心です。
植え替えしている様子はYouTubeで公開しておりますので、そちらも合わせてご覧いただければ幸いです。文章で見るより分かりやすいはずです。
色々と書きましたが、何か難しそう・・・と思われてしまったかも知れませんね。
実はちょっと難しいです。
何の情報もなくチャレンジすると撃沈する可能性が非常に高いので、このようにしっかり目に書かせていただいています。
私自身、試行錯誤しながらも惨敗を繰り返し、どうしても上手く育てられない種類もいます。今回紹介した品種については、この栽培方法で育っています。
難しさを楽しむ、一種の研究対象のような植物ではありますが、チャレンジ精神が旺盛な方は、是非挑戦してください(^_^)
上手くいったときの喜びは格別ですよ♪
今年はジュエルを楽しもう!
ではでは☆彡
【RANMARU】
幼い頃から無類の生き物好きですが、実は植物には全く興味がありませんでした。
ひょんなことから、一鉢の胡蝶蘭を育てたのをキッカケに園芸に夢中になりました。
「室内でも綺麗に健康に」をテーマに、寒い北の大地で植物を育てています。観葉植物、熱帯植物、蘭、多肉、古典園芸など。
興味がある方は是非チェック&チャンネル登録してください(^^)