【マニアックでカッコ良い】観葉植物好き必見!ジメジメ系熱帯植物が超熱い!!
こんにちは、園芸YouTuberのRANMARUです!
最近はすっかり寒くなってしまいましたね。
外では植物達も葉を落とし、園芸熱も冷めてきてしまいそうですが、ちょっと待ってください!
年中熱い、いや熱くなれる植物があるのです!
それがジメジメ系熱帯植物。
今回はそんなジメジメ系熱帯植物の楽しさを紹介させていただきます(^^)
熱くなりたい方は是非ご覧下さい♪
といっても、
植物を温める環境を用意できる方に限られます。
出来ない方はせめて植物だけでも見ていって下さい。カッコ良いですよ!
☆ジメジメ系とは
一般的にジメジメ系熱帯植物と言われるのは、熱帯雨林原産の高湿度環境を好む植物たちです。
交配されたモノもありますが原種が多く、ホームセンターなどの一般的な園芸コーナーで販売されている観葉植物と違いマニアックな部類の種類を指すことが多いです。
大きな特徴としては、
水槽などを使って高湿度環境を作り育てていく
という点でしょうか。
水槽がなくても育つ種類もありますが、乾燥や寒さに弱い種類が多いので、皆さんお部屋を暖めたり、簡易温室を使って頑張っています。
15ど以上、できれば18ど以上あるとだいたいOK。
なんか難しそうと思われるかも知れませんが、まずは植物をご覧下さい。
☆魅力的なジメジメ系熱帯植物たち
それでは我が家のジメジメ系たちを一部紹介させていただきます(^^)
・アグラオネマ
これはアグラオネマ ピクタムです。
美しい迷彩柄を出す種類で、地域や個体差で柄が大きく違います。安いもので子苗が3000円くらいからでしょうか。たまに運が良いとヤフオクで1000円程度で買えることもありますが、柄が良いのは人気が高いので、高額になります。
ジメジメ系と言いつつ、常湿栽培も可能です。ただ、湿度が高い方が葉の展開が美しいと思います。
・ジュエルオーキッド
これはマコデス ペトラです。
ジュエルオーキッドとは、宝石のように光り輝く模様を持つランの仲間の総称です。主にシュスランの仲間が含まれます。
美しいでしょう?
マコデス ペトラはジュエルオーキッドを代表する種類で、キラキラと金色に輝く葉脈を持っています。まるでラメペンで葉脈を描いたようです。こちらはホームセンターでもたまに見かけます。
植物の常識を覆すとんでもない見た目ですので、見かけた際は手にとってご覧下さい。
・ホマロメナ
こちらはホマロメナです。
こちらもアグラオネマ同様、地域や個体によって見た目が変わります。
画像の株はプラチナフリルという名前がついてます。銀ラメが葉の全面を覆うので、まるで彫金細工のような見た目です。
これは多湿で育てる方が圧倒的に多いと思います。
こんな感じで発送されてきます。
↓人気の開封動画です。
・ジュエルラビシア
こちらはジュエルラビシアです。
厚みのある小判型の葉が可愛らしい熱帯植物です。ラビシアの仲間は美しい模様を持つのが多く特徴的な見た目から、昆虫のようだとも言われます。
葉挿しでも増やせるので、増殖にチャレンジするのも面白いですね(^^)
・ベゴニア
こちらはベゴニア ダースベイデリアナです。
なんか黒くてよくわからないと思われるかも知れません。
こちらはベゴニア界の暗黒卿という二つ名を持ちます。そう、あのスターウォーズのダースベイダーから名前がとられたベゴニアです。
上品なブラックに蛍光色のラインが美しいです。
なかなか園芸コーナーでは見ない植物達ですよね。
お値段は一般的に園芸店で並ぶ植物より高いことが多いです(安い部類で2000~3000円くらいが多いです)。これは農家さんが大量生産しているわけではなく、愛好家が細々と増殖させネットで販売しているからです。
☆栽培環境
育てている環境は大きな水槽を用意して、猫よけマットを逆さに設置して水溜をつくり、乾燥時期は毎日霧吹きをして湿度を保っています(夏場は湿度が高いので、週2~3回程度)。
私は北海道在住で、部屋は暖房で暖まっているので、特に水槽にヒーターを入れたりはしていません。
別にここまでやる必要はないです。
数が少なめで小型種であれば、小さい水槽(30cm~45cm)を用意し、同じように猫よけマットを逆さに敷いて底上げしてやれば栽培ケースは完成です。
ジュエルーキッドなんかはこれで十分。
ジュエルは霧吹き時、筒状になった新葉に水が溜らないように注意。たまったらティッシュでコヨリを作って吸いましょう。
温度管理
温度管理は出来れば、暖房で部屋を暖めた方が確実かなとは思います。ホットカーペットを敷くなどの対策をする方もいるようですが、私はやらないのでその方法についてはここでは言及を控えさせていただきます。
トイレにパネルヒーターを入れて、トイレで育てるのも良いですよ(笑)
私はパネルヒーターを真冬に配管の凍結防止のためトイレに設置します(ボロアパートなので笑)、トイレは狭いのでちょっとした温室のようになります。夜間冷えるときだけでも良いので、トイレに避難させるというのも一つの手です。夜におトイレで目が覚めたとき、トイレが暖まっていると幸せですよ。
耐寒性が低い植物が多いので、そうやって文明の利器を使いながら何とか温めます。
継続的に10ど以下の部屋には正直向きません。
☆温めるのは出来るけど光はどうすれば・・・
大丈夫です。ジメジメ系はうっそうとしたジャングル原産の植物、しっかりと太陽光を当てないといけないと言うことはありません。
多少徒長しますが、我が家の場合はホームセンターで買える2000円程度のLEDを当てています。メタルラックを用意して結束バンドで棚にくくりつけるなどするのがオススメ。
あとは熱帯魚用のライトです。熱帯魚用の方がより植物の育成には適しています。なんせ、水草を育てるわけですから。
しかし、水中に光を透過させる威力なので、種類によっては葉焼けの危険性もあります。植物の様子を見ながらライトの距離は調整しましょう。
☆肥料はさほど必要ありません。
冬は特にいりませんが、夏に蘭の濃度くらいに薄めた液肥を月1くらいでも大丈夫です。ベゴニアダースベイデリアナのように肥料を好む傾向の強いのもいますが、不安な方はあまり濃くせず、少量の肥料でゆっくり育てるのが無難です。
☆最後に
このジメジメ系の楽しいところは、明るい外や窓辺でニコニコ笑みを浮かべながら太陽と共に植物を育てるのとは対局の育て方にあります。人間自体もジメジメと室内で、ニヤニヤ不敵な笑みを浮かべながら、マッドサイエンティストのように植物を育てる事にあると私は思っています(個人の見解です)。
冒頭の暑さはどこに行った?って?
いやいや、やれば分かりますよ。ジメジメ植物に取り憑かれた人間がいかに暑苦しい情熱を持っているのか。
あまりその辺では売っていない植物です。主にネットでの入手になりますが、地域によってはイベントもあり、たいそうな盛り上がりを見せます。
一見全部同じに見える植物に大金を握り締め、列をなす人々。いや~熱いですね!
皆さんもそんなディープな植物の魅力に触れてみませんか?
熱帯植物に熱くなれ!
ではでは☆彡