ハオルチア復活のポイントはカップ!?茶色くなっていませんか?
皆さん、こんにちは!
園芸YouTuberのらんまるです♪
今日のテーマは、最近ホームセンターでも見かける機会が増えた多肉植物「ハオルチア(ハオルシア)」についてです。
以前は価格が高騰し、園芸店でもなかなか見かけませんでしたが、今はかなり手が届きやすい存在になりました(^_^)綺麗な植物なので、購入した方も多いのではないでしょうか。
さて、ここからが本題です。
皆さんのハオルチア、茶色く萎んでいませんか?
ハオルチアが茶色く萎んでしまう理由にはいくつかありますが
大丈夫パターン
・水のやり忘れ(水をやれば数日でムッチリ元通り)
・光が強い(ペッタンコではないが窓が曇り、肌が赤茶けているなら光が強いかも知れません)
・紅葉(涼しい時期には、種類によって赤茶~黒になります。しかし窓の透明度が高くムッチリです 紫オブツーサやブラックオブツーサなど)
・根詰まり(植え替えれば解決します)
・休眠(真夏・真冬は管理温度によっては休眠し、吸水しづらくなります)
ちょっと変かも
・水をやっても吸わない
・涼しいし、直射日光に当ててないのに茶色く、萎み気味
要は
涼しくて、直射日光に当ててないのに、吸水せず茶色になっている
というのは対処が必要な状態の可能性があります。
対処方法は簡単で、ハオルチアに透明なカップを被せます。
透明なカップならなんでも良いです(^_^)
画像では鉢のサイズをオーバーしているので、良い感じに空気の通り道が出来ています。
もちろん鉢内に収まっても大丈夫です。ただその場合、有機質系が混ざった用土をお使いの時は土にカビが生えるかもしれません。あらかじめ無機系用土に植え替えるのをオススメします。我が家は軽石単体にマグァンプK(小粒)を混ぜて植え付けます。
〇管理方法
・置き場所・・・直射日光の当たらない明るい場所(窓辺でも良いですが、他の鉢や窓枠の陰が良いと思います)。
・水やり・・・用土はじんわり湿らせ置きます。だいたい水分量は60%くらいだと思います。少し乾いたオシボリのように水は垂れないけど、湿っている程度です。水を掛け流す潅水をするとグショグショになるので気を付けてください。
・肥料・・・やりません
・室温・・・15~28ど程度
・カップの開閉・・・20ど以下の涼しい時期で無機系に植え付けているなら、昼間も被せていて大丈夫です(面倒でなければ、とっても良いです)。暑い場合や有機質系の用土の場合は、昼間はカップをとり蒸れ防止をするのが無難です。
夜間はうっすら軽く霧吹きをしてカップを被せます。
こうすることで、ハオルチアは空中湿度も利用して吸水することができます。
夜間、湿度を上げる理由は、多肉植物はCAM型光合成といって夜間気孔を開き、昼間は閉じる性質があるからです。
高い空中湿度に反応し、株元から新たに発根もしてくれます。根が増えますし、動いている根なので吸水力も高いです。
株の水分量が上がることで、健康的な色になり、窓の透明度も上がってきます。
注意点
・用土は無機系の用土を使うのをオススメします。この管理温度であれば、植え替え可能です。
・植物がカビる場合は菌にやられている可能性があります。この場合はカップを被せるより通期の確保が重要です。自然な発根を待つか、カビ部分を全て切除して株づくりをやり直します。
・たまに根が動いているにも関わらず吸水しない事があります。心配になりますが、季節の変化などで、急に復活するのを経験しました。何をやっても水を吸わないので待つしかないです。
・エケベリアなどの他の植物にも使えないことはないですが、ハオルチアよりも高湿度で失敗しやすく、難易度が上がります。
他にも水苔植えなど色々な裏技がありますが、一番簡単で成績が良いのがこの方法だと個人的に考えております。
シワシワのハオルチアに悩んでいる方の、ご参考になりましたら幸いです(^_^)
ではでは☆彡