アン・シネが日本ツアーを去る!?社会現象にもなった“女子ゴルフ界のセクシークイーン”が悩む日本再挑戦
明日から開幕する女子ゴルフツアー「NOBUTA GROUPマスターズGCレディース」に、“セクシークイーン”アン・シネが出場する。
ちょうど来日前、本人から「日本に行った際にはお会いしましょう!」とメッセージをもらっていたのだが、久しぶりの日本ツアーにやる気も十分のようだった。
日本で試合に出れば必ず注目されて話題になり、多くのギャラリーがプレーを追う。プロであるからこそ、注目されることにも幸せを感じる彼女にとって、日本はいい思い出が多いに違いない。
アン・シネが日本ツアーに最後に出場したのは7月のセンチュリー21レディスで、日本のファンの前に姿を見せるのは約3カ月ぶりのこと。これが今季6試合目となる。
シード権がないため、この試合が最後の国内ツアーになる可能性が高いのだが、実はまだ日本で見られるかもしれない。
というのも、女子ツアーのセカンドQT(予選会)が10月31日から11月2日まで、4つの会場で開催されるのだが、日本女子プロゴルフ協会(LPGA)に確認したところ、アン・シネがエントリーしたことが分かったのだ。
昨年、初めて日本ツアーに参戦したアン・シネは、タイトなウェアとミニスカートのスタイルで男性ファンを魅了。さらに列をなすギャラリーすべてにサインをするなど、旺盛なサービス精神でファンを獲得していった。
さらに週刊誌のグラビアやバラエティ番組にも多数出演し、今年は大胆な水着姿の写真集を発売するなど、アン・シネブームは一時、社会現象にもなったほど。
そんな彼女は今季QTランキング71位でツアー出場権を獲得できず、出場優先順位を入れ替える第1回リランキングも82位と低迷。今季は推薦で5試合に出場し、予選落ちが3回と結果を残せていない。
そんなことから、6月以降は2019年までシード権(15年の韓国メジャー優勝で4年シード獲得)がある韓国ツアーにシフトしていた。
アン・シネが所属する「NOWON」によれば、「TP単年登録のシネには、セカンドQTから出場資格がありますが、エントリーするのかどうかを決めかねていました」という。そこでLPGAに確認したところ「エントリーされている」とのことだった。
現時点では来季も日本ツアーに参戦する意思を表明したことになる。ただし、アン・シネは「まだ出場するかどうかはわかりません」と直前まで迷っていることも明かしている。
韓国をメインにするのか、再び日本に挑戦するのか――。アン・シネが来季の目標をどこに置くかによって、スケジュールは大きく変わってくる。
まだ日本で「アン・シネを見てみたい」というファンは多いと思うのだが、果たしてセカンドQTにアン・シネは姿を見せるのだろうか?
多くのギャラリーを呼べる人気プロだけに、これからも日本ツアーの盛り上げに一役買ってもらいたい。プロゴルファーとしてのチャレンジ精神は失わないでほしい。
(『週刊パーゴルフ』2018年10月2日号に掲載されたものを加筆・修正しました)