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【富士宮市】ちょっと世界が広がったよね!子ども点字教室で一緒に点字の勉強をしてきました!

渡辺雅来地域情報発信ライター・執筆家(富士宮市・御殿場市)

先月の7月30日(火)、31日(水)に富士宮市総合福祉会館にて富士宮市主催『点字教室』小・中学生の部が開催され、両日18人の親子が参加しました。

私は31日の点字教室に参加し、皆さんと一緒に点字の勉強をさせて頂きました。

まず最初に点字情報富士宮の代表、佐野さんから、

『点字は目の見えない人や見えにくい人が触って読む文字です。楽しみながら勉強していきましょう。

そして、この教室を通して誰もが暮らしやすい社会とはなんだろうと考えるきっかけになり、今日勉強したことがどこかで役に立つと嬉しいと思います』

と、開会の言葉を頂いてから、勉強の開始です。

配布されたテキストを使いながら、最初は点字の歴史や点字とは何かを学んでいきます。

点字のことを知ってから、点字器の使い方を学びます。

『定規』という板の間に通常の紙よりちょっと厚めの点字用紙を挟み込み、『点筆』という先の尖った道具で点字を書き込んでいきます。

点字器の用意ができたら、点字の勉強です。

点字は縦3つの点、横2つの点の6つの点でできていて、組み合わせでひらがな、数字、アルファベット、記号などを表します。

50音と『がぎぐげご』のようなにごる音、小さい『ゃ・ゅ・ょ』などを勉強したら…

点字用紙を外して、点字テープをセットし、自分の名前の点字テープを作ったり、ミッション用紙にある言葉を実際に書いたり…教室にカツカツ…という点字を打つ音が響きます。

書けた点字は実際に視覚障がい者の方に、触れて読んでもらい、ちゃんとできていたらミッション用紙にシールを貼っていきます。

点字が書けるようになったら、視覚に障がいのある人だけでなく、車椅子を使っている人や私たちにも使いやすい工夫がある福祉会館内で点字を探します。

点字を見つけた場所を、視覚障がい者の方に報告して、ミッションは終了しました。

その後は、点字教室で子どもたちの点字を読んでくれた視覚障がい者の方から、家の中では醤油とソース、塩と砂糖など分かりにくいものは置く場所などを決めていることや、CDケースなどは点字テープを張っているなど普段工夫していることや、色の判断ができない、モノを落とした時にどこに行ったのか見つけにくいなど苦労していることのお話を聞きました。

参加した小学生は「いっぱい点字のことを勉強できて、楽しかった。点字ってすごいなと思いました」と点字教室の感想を話していました。

最後に参加した小学生は富士宮市保健福祉部障がい療育支援課 課長の長谷川さんより参加者に終了証が授与されて2時間の点字教室が終了となりました。

教室が開始される前は、恥ずかしそうに小さな声で返事をしていた児童たち。

教室が終わり、解散するときには、大きな声で「ありがとうございました」と挨拶していました。

そしてその声を聞いて、視覚障がい者のお2人がにっこりとほほ笑んでいたのが、とても印象に残りました。

令和6年度富士宮市主催点字教室 小・中学生の部
日にち:7月30日(火)・31日(水)
*今期は終了しました*
主催:富士宮市役所障がい療育支援課
TEL:0544-22-1145

地域情報発信ライター・執筆家(富士宮市・御殿場市)

身近の新しい発見や、小さな幸せを探して日々バイクで放浪しながら活動しているライターです。記事を通じてみなさまの発見や幸せに繋がれば嬉しいです。趣味はバイク、ガーデニング、猫(無類の猫好き)です。

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