【子どもの防災リュック】備えてみたけれど「使えなかった」もの
災害への備えとして防災リュックを用意している家庭でも、子どもが赤ちゃんから未就学児の間は、個別に準備せず家族で共有することが多いでしょう。
が、子どもが大きくなるにつれ、子どもには子どもの備えと防災リュックが必要になります。
ただ、せっかく子ども用の防災リュックを作っても、その中身を使いこなせないことがあります。
今回は、筆者が実際に子どもと検証してみて、使えなかったものを紹介します。
そもそも何を指すのかわからないグッズ
防災リュックを準備する前に子どもとグッズリストを眺めていて、子どもに「これ何?」と聞かれたのが以下のものでした。
- 圧縮タオル(読めない&意味を知らない)
- エマージェンシーシート(カタカナでどういう意味かわからない)
- アナログおもちゃ(どういうおもちゃのことかわからない)
- ポータブルゲーム(どういうゲームのことかわからない)
親からすると「え、これも知らないの?」というものも。うちの子だけかもしれませんが、横文字(カタカナ)だと意味がわからないことが多かったです。(汗)
実際に子どもが使えなかったもの
そして、実際に子どもと試してみて、使い方を知らなかったり、使いづらかったのが以下のグッズでした。
①モバイルバッテリー
子どものキッズケータイはいつもコンセントから充電しているので、モバイルバッテリーをどう繋いで充電すればいいのかわからなかったようです。
今回試してみたことで、モバイルバッテリーの使い方を学ぶことができました。
②エアマット
避難所などの固い床にはエアマットなどがあると便利ですが、子どもも筆者も(!)肺活量が乏しくて膨らませることができませんでした…。
なんとか膨らませたとしても、今度は空気を抜くことが難しかったです。
防災リュックには、代わりに緩衝材を折りたたんで入れることにしました。
③ホイッスル
子どもが気に入ったパンダの形のホイッスルは、一見ホイッスルとは思えないくらい可愛いのですが、吹き口がどこにあるのかわかりませんでした。
実際に吹いてみて音の出し方を試しておくことも大切ですね。
一度試しておけば、いざという時にもためらいなく吹くことができます。
大人が思いつかない重要アイテム
子どもによっては使いづらいものもある一方で、子どもならではの視点で防災リュックに入れたい大切なものに気づくことも。
それは、子どもの心を落ち着かせてくれる漫画やおもちゃ、ぬいぐるみなどの「娯楽」や「癒し」グッズです。
非常食や水などは命を守るために必要ですが、もし被災した場合は心のダメージも大きいもの。
子どもの心を守るためには、不安やストレスを和らげてくれるアイテムが必要です。
うちの子は「ぬいぐるみは絶対に必要!」と言って、真っ先に選んでいました。
防災リュックは実際に使えるか試してみよう
地震や台風、水害など、頻発する自然災害には、大人はもちろん子どもにも防災の備えは欠かせません。
そして、ただ備えるだけではなく、一緒に確認しながら実際に使えるかを試しておくことも大切です。
昨日できなかったことが今日できるようになるのが子どもです。
成長に合わせて、時々見直してみてくださいね。
▼子ども用の防災リュックのグッズリストや、その中身の検証結果を知りたい方は、こちらの記事を参考にしてください。