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絵本に出てくるパンや飲み物をカフェで実際に楽しめる!書店併設の人気ベーカリーで心躍るイベントを開催中

はらぺこえりむし旅するグルメライター/カフェマニア

私たちの身近な主食として生活に馴染んでいる「パン」。ここ十数年では、イートインスペースや本格的なカフェを併設したお店が続々登場し、美味しいパンとともにコーヒーや紅茶などの飲み物をゆったりと楽しむ機会が増えました。この日訪れた「ひぐらしベーカリー」さんも、カフェを併設するベーカリーのひとつ。パン屋、カフェとしての役割だけでなく、同じ敷地内に書店も併設したユニークなお店で、いましか食べることのできない期間限定商品を味わってきました。

「ひぐらしベーカリー」ってどんなお店?

「ひぐらしベーカリー」さんがお店を構えるのは、東京都荒川区のJR常磐線三河島駅から歩いて6分ほどのところ。JR日暮里駅からも歩いてアクセスすることができます。同荒川区の尾久図書館にも店舗がありますが、本店はこちらになります。

「ひぐらしベーカリー」という店名からもわかる通り、同店の主軸商品は「パン」。店内にはカフェスペースがあり、1階には屋外との仕切りを取っ払った開放的なイートインスペースとテラス席、2階にはゆったりとくつろげるソファー席とバルコニー席が整備されています。子どもを連れたファミリーや主婦層の利用が目立っていましたが、それと同じくらい、外国人の利用客も多い印象でした。

店内には美味しそうなパンがずらりと並ぶ

1階の販売スペースには、毎朝焼きたてのパンがずらりと並びます。豊富な種類のパンを、工夫を凝らしたディスプレイ方法でとても見やすく並べているので、目当ての商品を取りやすく動線を確保しやすい工夫がなされていっるところが高ポイント!菓子パン、惣菜パン、角食など、パンの種類ごとにざっくりと置き場所が決められているので、食事の用途に合わせて注目しやすい

この日、たまたまお会いすることができた、同店運営会社の副社長。奥様が北海道出身で、帰省の際に食べた道産子のソウルフード・ちくわパンに感銘を受けたことで商品化に至ったこのリスペクト商品はまさに“東京版・ちくわパン”。自らの経験を商品開発に取り入れ、より良い商品を開発しようと日々アンテナを張り巡らせています。東京でちくわパンを販売しているお店は少ないので、ぜひこの機会に試してみてくださいね!

絶対に美味しいはず!スタッフの理想を商品化

今回筆者が同店を利用するきっかけとなったのが、4月30日まで開催されている「私が作りたかったパンフェア」の開催。お店で働くスタッフの皆さんが作りたいパンを商品化し、実際に販売してしまおうというイベントです。パン作りのプロが考える理想のパンだなんて、もう期待しかありません♪

イベント商品の販売ブースは売り場の中央にあり、手描きのポップが置かれています。今後もこのイベントは商品を変えて定期的に行われる予定とのことなので、ぜひ引き続きチェックしてみてくださいね!

絵本作品や出版社とコラボしたイベントを開催

同店の敷地内には、厳選された書籍が並ぶ書店「パン屋の本屋」があります。こちらはパンを購入しなくても利用OK!

“書店を併設するパン屋”ということで、時折出版社と共同でイベントが開催されている様子。訪問時は、桜田千尋さん著書の絵本「満月珈琲店」シリーズとのコラボイベントが開催されていました。

もちろん、関連書籍は書店内の目立つところに並べられています。

今回カフェで販売されているのは、「世界を巡る満月珈琲店」の作中に実際に登場する「氷山のアイスコーヒー」。南極でコーヒーの氷山を切り出すというユニークな設定は、絵本の世界ならでは♪

こちらは「満月珈琲店のレシピ帖 12星座とめぐる星カフェメニュー」に登場する「しし座のスイーツハンバーガー」。可愛いライオンモチーフのパンの間に、ホイップクリームとカラフルなフルーツをたっぷりと詰め込んだひと品です。あまりにも可愛いので、食べるのがもったいなくなってしまいそう!こちらの商品は4月30日までのイベント開催期間に数量限定で販売されていますので、ぜひ注目してくださいね。

大好評のイベント商品をカフェで堪能

今回はカフェでゆっくりイベント商品を堪能することにしました。どれも美味しそうなのでしばらく悩んだ末に、「私が作りたかったパンフェア」から「オニオンスープぱん」を、「満月珈琲店」シリーズとのコラボ商品からは「氷山のアイスコーヒー」をそれぞれチョイス。

オニオンスープぱんは、厚切りのフランスパンにカリカリに焼き上げたチーズを乗せた、まるでオニオングラタンスープのようなひと品。

チーズをめくってみると、濃厚な味わいのオニオンスープがたっぷりと染み込んだパンの断面が登場♪カフェに備え付けられているトースターで温めて食べるとさらに美味しくいただくことができますよ!

氷山のアイスコーヒーは上部には大きなコーヒー氷を、下部分に普通の氷を詰めてミルクをたっぷりと注いだスペシャルドリンク。時間の経過とともに氷が解け、コーヒーの濃さやドリンク全体の味わいが変化していく様子にも注目です。

氷が解けきる前にミルクを飲み終えてしまっても大丈夫。カフェカウンターには氷山のアイスコーヒー専用のミルクポットが置かれているので、コーヒー氷が解けきるまではミルクを追加して引き続き楽しむことができます。コーヒー氷はなかなか解けきらず、この日は2杯分のアイスミルクコーヒーをゆったりと楽しませてもらいました。時間に余裕があるなあらばぜひおかわりをして、たっぷりと絵本の世界のドリンクを堪能してみてください。

「ひぐらしベーカリー」の詳細情報

【住所】東京都荒川区西日暮里2丁目6-7
【電話番号】03-6806-5551
【営業時間】8時00分~17時00分
【定休日】月曜日
※月曜日が祝日の場合は火曜日が休みになります
【公式サイト/SNS】公式サイト / Instagram

人気のパンはすぐ売り切れに!早めの時間帯の訪問がおすすめ

訪問したのは平日の朝10時ごろだったのですが、店内はほぼ満員の大盛況!席が空いておらず通路に立って空席を待つ人の姿を見つけると、食事を終えた人たちが「こちら、空きますのでどうぞ」と声を掛け、笑顔で席を譲り合っている様子がとても印象的でした。平日は朝から順次パンを焼き上げて追加することがほぼないため、人気のパンは午前中に品切れしてしまうことも…。目当てのパンがある場合は早めの時間帯の訪問がおすすめです。また、今回は4月末まで開催されているイベントの様子を記載しましたが、今後はまた新たなイベントが催される予定となっているので、ぜひあわせてチェックしてみてください。

旅するグルメライター/カフェマニア

常にごはんやスイーツのことを考えている食いしん坊主婦。興味の赴くまま日本全国を旅しながら美味しい食べ物を発掘し、「旅」と「食」をテーマに地域やお店、商品の魅力を発信している旅人グルメライター。取材や執筆の合間は気になるカフェへ足を運び、これまでに訪問したカフェは1000軒以上!ネットや書籍で情報収集するよりも、実際に自分の足で歩いて見つけたお店や直感で魅力を感じたお店を中心に訪問し、レポート形式で記事を執筆している。食べることは大好きだけど、お酒はすこぶる弱いのが玉に瑕。

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