タープを組み合わせるだけで広いリビングスペース付きテントが作れる!シェルターテントなら冬でも暖かい
キャンプで使うシェルターとは、床下の無いフロアレス仕様のテントの事を言います。
シェルターテントは床面が無いので幕内に薪ストーブを持ち込んだり、調理作業をする事も可能です。
冬のキャンプで暖かく快適に過ごす為にはシェルターは必須と言っても過言ではないでしょう。
今回、このシェルターを2つのタープで組み合わせて作ってみました。
まだ、シェルターを導入していない方は参考にしてみて下さいね。
使用するタープとポール
シェルターを作る為に使用するタープはスクエア型(正方形)とレクタ型(長方形)になります。
四角形のタープはシンプルな形状なので応用しやすいメリットがあるのでおススメです。
ここで紹介するタープは一辺が4.5メートルのビッグサイズですが、タープポールの長さを変えることで違うサイズのタープでも応用は可能だと思います。
今回、シェルターを作る為に使用したアイテムは以下になります。
【シェルターを作るアイテム】
・4.5m×4.5mのタープ
・4.5m×3mのタープ
・180cmのタープポール
メインタープを張る
まずはメインとなるタープを張ります。
最初にペグで固定する場所(ガイラインループ)はタープ後方側の辺のコーナーから、それぞれ150cm内側(2か所)になります。
次に張り綱のペグを打つ位置を決めます。
タープ後方側の辺からから前方へ1.8メートル長のタープポールを垂直に倒します。
そのまま、タープポールを3本分(5.4メートル)前方へ移動させます。
そして、タープポールの先端にペグを打って目印として、今度はタープポールの向きを90度変えてタープ後方側の辺と平行になるように置きます。
目印のペグがポールの中心になるように置くと、タープポール両端の位置が張り綱のペグを打つ場所になるのです。
あと、張り綱用に打ち込んだペグには「二又ロープ」の先を通しておきます。
そして、タープポールはタープの前方側の辺の真ん中に立てます。
まず、タープポールの先端をタープ辺中心のガイラインループと二又ロープ中心のループに通します。
そのままグイっとタープポールを持ち上げると簡単に立てることが出来ます。
タープが3点支持で張られた状態になったら、横からテントをスルスルっと入れます。
テントを入れることで下からタープを支え、強風が吹いてもタープが安定するという利点があります。
テントをタープの下に入れたら、以下の順番で残りのペグを固定します。
①「タープ後方側の辺のコーナー」をペグダウンします。
②「タープ前方側の辺のコーナー」をペグダウンします。
③「両サイドのガイラインループ」をペグダウンします。
タープは合計で10か所を地面にペグダウンしています。
サブタープを張る
2幕目のタープを張ります。
このタープは75センチ間隔でガイラインループが取り付けられています。
まずはタープの後方側の中心にタープポールの先端を通します。
通すガイラインループは4.5mの辺の中心です。
そして、ペグダウンするループは以下の順番になります。
①「前方側から一段手前(75cm手前)、中心から一つ隣の両サイド(中心から左右75cm)」をペグダウンします。
②「前方側から二段手前(150cm手前)、両サイドから一つ隣(中心から左右150cm)」をペグダウンします。
③「タープ後方側のコーナー」から伸ばした張り綱をメインタープを固定しているペグ取付ければ完成です。
前方から強風が吹いている時は、メインタープを外側から覆うように取り付けますが、もし後方から強風が吹いている時はメインタープの内側に取り付けます。
こうすれば、シェルター内に強風が吹き込みませんからね。
サブタープは長方形ですが、実際には台形のような形状で使っています。
余ったタープは内側に折り曲げているので、キャンプ道具を置くスペースとしても使えます。
また、2幕目のタープに打つペグの位置を一段外側へずらせば更に広いシェルタースペースを確保することも可能です。
ただ、この形状にする場合は風に対して弱くなるので「もう一つ小型テントを内側に入れる」「張り綱を増やす」などの対策が必要ですね。
最後に
私は冬のキャンプでは15年ほど、このスタイルが定番になっていますが、今のところ快適ですね。
あと、タープ内で火気を使う時は換気に十分注意して一酸化炭素警報機の設置も忘れない様にしましょう。