古~いバイクの「劣化ゴム部品問題」を解決!≪黒ゴム接着剤≫の規格外な使い方
今回は、古いバイクのレストアにおいて、ゴム部品の修理が難しい場合の代替方法についてご紹介します。古いバイクはゴム部品が劣化してしまうことはよくあります。しかし、純正部品が手に入らない場合や高額なプレミア価格でしか手に入らない場合、修理を諦めてしまう方もいらっしゃるのではないでしょうか。
劣化しすぎてもはやゴミ。でも、これを使うしかない!そんなとき・・・
今回の事例では、1965年式のバイクのエアクリーナーとして使われるゴム部品の劣化が顕著でした。
この部品はもはや市場で入手できず、純正部品も年代物であるため、修理を試みることにしました。
劣化してボロボロになって、切れたり欠けたりしているゴム部品を補修するべく用意したのがコレ「黒ゴム接着剤」!
接着剤としての機能はもちろんなのですが、注目すべきはその乾燥後。硬化せずに、接着したあとも柔軟性を保ってくれるのです。これはゴム部品の補修材として申し分なし! 期待しちゃいます。
「黒ゴム接着剤」での修理を試みました。以下が修理手順です
パーツクリーナーを使用してゴム部品を脱脂し、汚れを取り除きました。内部に油分が残ると後から問題を引き起こす可能性があるため、丁寧に洗浄しました。
内部が空洞になるのを防ぐため、塩ビパイプを養生テープで型取りしました。これにより、接着剤が均等に広がりました。
ロックタイト黒ゴム接着剤をひび割れに注入しました。内壁同士がくっつくことで強度が増し、柔軟性が保たれました。
乾燥させた後、型からゴム部品を丁寧に取り出しました。この時、感触が以前とは異なり、弾力性が復活していることが実感できました。
「直っちゃったよ、おい!」
結果として、見た目は完璧ではありませんが、ゴム部品が劣化から回復し、機能するようになりました。この方法は、純正部品が入手困難な場合や、高年式のバイクにも適用でき、劣化したゴム部品の修理に役立つことが証明できました!
如何でしたでしょうか?ロックタイト黒ゴム接着剤は、純正部品と比べて強度や耐久性には劣るかもしれませんが、ゴム部品を使えなくするよりはるかに優れた選択肢となります。同じような課題に直面している方にとって、この方法が役立つことを願っています~!
(YouTubeへのリンクです)→ 【55年前のバイク レストア⑪】ボロボロに劣化したゴム部品を直したい!(ロックタイト 黒ゴム接着剤)(旧車 レストア 絶版車 60年代 ヤマハ メイト 70)