ヘビー級無敗対決を制した18戦全勝7KOの30歳
17戦全勝7KOのドミニカ人ファイター、ジョージ・アリアス(30)と、10勝(7KO)1分けのオハイオ州民、アランテ・グリーン(29)の無敗のヘビー級対決8回戦は、ハードな打ち合いとなった。互いに譲らず、下がらず、意地と意地のぶつかり合いをフルラウンド見せた。
前半はドミニカン・ファイターがやや打ち勝ったかに見えたが、グリーンも巧みにプレッシャーをかけて、ロープを背負わせた。
非常に採点の難しいファイトであったが、78-74、77-75、75-77のスプリットディシジョンでアリアスが勝利を掴んだ。
試合後、勝者は言った。
「今回の試合からは、何よりも重要な物を学びました。自己採点するならCプラスかBマイナスってところですね。もっとハングリーな気持ちでボクシングに向かわねばと思います。
ブロンクスで練習するようになって、自分が1000パーセント以上成長したことは、僕に関わる全員が理解しています」
祖国、ドミニカを離れ、ニューヨーク、ブロンクスのジムでトレーニング中のアリアスは身長180センチと、ヘビー級では短躯である。グリーンよりも身長で8センチ、リーチは11センチの差があった。
アリアスはグリーン戦での学習を、今後、どのように生かしていくか。