【京都市西京区】阪急の駅前に女性たちが集まるお洒落な酒と珈琲の店が誕生。ふらっと立ち寄ってみました!
上桂(かみかつら)は、桂川の右岸(南岸)に位置し、桂川を渡って北上したところにあります。皇室関連の施設で美しい日本庭園が有名な桂離宮や、苔寺としても親しまれる西芳寺、浄福寺や地蔵院など、歴史的建造物が多く立ち並んぶ静かな街です。1928年(昭和3年)11月9日に開業した阪急電鉄嵐山線の上桂駅もまた昭和の面影を残す情緒があります。
そんな上桂駅西口の真ん前にできた、カジュアルBAR「お酒と珈琲 つつむ」に2024年2月21日に立ち寄ってみました。店内に入ると壁やカウンターなどが木目調で統一された落ち着いた雰囲気のお洒落な空間が広がっています。
カウンターに座って、メニュー表を見てみると。ドリンクはイタリアンワインやスパークリングワイン、日本酒、焼酎、ウイスキー、ビールなど厳選されていて、種類も充実しています。モエシャンドンやヴーヴクリコなどの高級酒も。
サッポロビールの赤星を飲んだ後、2杯目は、自家製ジンジャーエールとウイスキーのカクテルをいただきました。こちらはソフトドリンクとしてもラインナップされています。
オーナーの堤優子さんが「うちはちょっとしたあてしかないんですよ」と言われるのですが、それがなかなか充実しています。きの子たちのバルサミコソテークラッカー添えやキャロットラペ、こんにゃく炊いたん、ピクルスエッグやポテサラ温玉のせ、おうちの出し巻き玉子、サルシッチャソーセージ、おやつのわのスコーンや焼き菓子類など。
キャロットラペはさわやかに酢が効いて美味しい。おうちのだし巻き玉子は、「なんでこんなにふんわり優しく仕上がるんだろう」と美味しさに感激。こんにゃくの炊いたんなどもまさにおふくろの味。久しぶりに実家のある田舎に帰った時のようでした。
「お酒と珈琲 つつむ」は、「街に寄り添い街に溶け込み地元の人々の心をつつむ」をコンセプトに、女性がふらりと一人で入っても、昼から呑める「お酒と珈琲の店」を目指して堤オーナーが、2023年11月23日にオープンしたばかりです。思惑通り、いつも女性客がずらり。すでに地元で評判になり、酒好きで話好きの堤オーナーのもとに集まりつつあります。
堤オーナーは、新潟に嫁いだ後。15年前に京都のこの地に戻ってきて、接客業に従事していましたが、コロナ禍で仕事もなくなる中、BAR開業を決意しました。応援してくれる工務店や友人らの力に支えられながら、駅真ん前の民家を全面リニューアルしてお洒落な店舗が出来上がりました。
地元のコミュニティーなどへのレンタルスペースも提供しています。上桂近辺に来たらぜひお気軽にお立ち寄りください!
「お酒と珈琲 つつむ」(外部リンク)京都市西京区上桂宮の後町38-2