百均のキッチングッズで【火消し壺】を作る方法。消し炭は次回のキャンプでも使える!
「火消しツボ」とは火がついた炭をツボの中に入れて強制的に消火するアイテムです。
ツボに入れられた炭火はフタをして空気が遮断されると消し炭になるので、次回も炭として使えるのです。
火消し壺は各メーカーから販売されていますが、百均のキッチングッズとして売られているオイルポットを流用しても作る事が出来ます。
この記事では、百均のオイルポットを火消し壺にする方法を紹介します。
百均のオイルポット
オイルポットは、どこの百円ショップでも販売されていますが、私はセリアさんで110円(税込)の商品を購入しました。
ちなみに、ダイソーさんは価格が220円(税込)でした。※2023年11月の情報
本体の素材はスチール製ですがスズメッキ加工が施されています。
オイルポットのフタを開けるとパンチング穴のあいた中皿があります。
今回は、この中皿は使用しません。
フタにロック機能はありませんので、簡単に開け閉めができます。
元々、油を入れる商品なので密閉性も高いです。
耐熱塗装する
オイルポッドの本体素材はスズメッキされたスチールなので、ある程度の耐熱性と防錆性があります。
しかし、燃えている炭を入れるような過酷な使用状況を繰り返すとすぐに耐久性はなくなりそうです。
そこで、耐熱塗料で塗装をして耐久力を格段にアップさせるのです。
使用したスプレーは耐熱性の高いシリコーン樹脂塗料で、硬化後の耐熱温度は600度もあります。
見た目がシックな艶消しブラック色で塗装しました。
これで、百均のチープ感は無くなりましたね。
焼き入れ作業
耐熱塗料の種類にもよりますが、一般的には耐熱塗料は乾燥した後に焼き入れ作業が必要になります。
なので、ガストーチを使って焼き入れ作業を行います。
塗膜が熱硬化することで強度がアップするのです。
注意点として、塗装を加熱しすぎると気泡が発生してしまうので同じ場所に炎を長く当てないようにします。
缶の内側を遠火で素早く何度も焙るのがポイントです。
火消し壺の完成
あとは、実際に火のついた炭を入れて使ってみます。
オイルポットに炭火を入れてフタをすれば、すぐに消火されます。
なので、薄いブリキでも耐久性に問題はないようですね。
最後に
この火消し壺を使い始めてから2年が経過しました。
使う頻度が少ないという事もありますが、熱による塗装浮きなどはありませんね。
缶を落とした時にできた塗装の剥がれ箇所に少し錆が浮いているくらいです。
缶の中は炭で真っ黒になっていますが、錆で薄くなった箇所はありません。
まあ、百均商品なので1年も持てば十分に元は取れているでしょう。
炭火の処理に困っている方の参考になれば幸いです。