TBS、アスミック・エースがアジアで栄誉 釜山映画祭「アジア・プロジェクト・アワード」受賞
アジア最大級の映画祭『第29回釜山国際映画祭』に併設される映画マーケットACFM(Asian Contents & Film Market)、APM(Asian Project Market)が10月5日〜8日まで開催され、APM企画マーケットの「アジア・プロジェクト・マーケット・アワード」にて日本からの3つのプロジェクトが受賞した。
APMは、企画段階のプロジェクトへの出資者や共同制作パートナーのマッチングを図る国際マーケット。プロデューサーや映画会社らが企画ピッチングや作品プレゼンをする場が設けられるほか、個別ミーティングが行われる。
その最終日にプロジェクトのアワードが発表される。受賞プロジェクトはそれぞれの賞の提供者とその先の映画化へ向けた話し合いを進めていく。
今回の日本からの受賞プロジェクトは以下の通り。
●ONE COOLアワード
『Life Redo List』外山文治監督、井手陽子プロデューサー:アスミック・エース
●ARRIアワード
『90 meters』中川駿監督、辻本珠子・宇田川寧プロデューサー:TBS
●TAICCAアワード
日台合作『Until That Day』松永大司監督、西川朝子・小川真司・Chang Sanlingプロデューサー:BRIDGEHEAD・Sky Films Entertainment
ONE COOLアワードは香港の映画製作会社ONE COOLが提供する賞。賞金1万5000ドルが送られる。
TAICCAアワードは台湾のコンテンツ産業のグローバル展開を促進する独立行政法人TAICCAが提供する賞。台湾の国際共同出資プログラムを受ける権利が与えられるほか、賞金1万ドルが送られる。
ARRIアワードはエンターテインメント向けカメラや照明器具の国際メーカーARRIが提供する賞。ARRI機器のレンタルへの2万5000ドルの補助が送られる。
今年の本マーケットには全30プロジェクト中、日本からは4つのプロジェクトが参加(受賞3つとNEOPA『Burden to Carry』)。会期中は、マーケットのメインステージでショーケースがあり、世界中からの出資者、プロデューサーなど映画関係者、映画祭担当者の注目を集めていた。
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