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【日光市】東京藝術大学バッハカンタータクラブ「日光真光教会特別演奏会」8月10日に開催!

フルリーナYocライター/音楽講師/作詞家(日光市・鹿沼市・益子町・那須町)

2024年8月10日(土)18:30より、栃木県指定有形文化財・ 日光真光教会にて、東京藝術大学バッハカンタータクラブの特別演奏会が開催されます。古楽器を含む美しいオーケストラと、合唱・ソリストの美しい賛美の歌声が、歴史ある聖堂内に響き渡ります。入場無料のコンサートですので夏の夕べのひと時、お出かけになってみてはいかがでしょう。

東京藝術大学バッハカンタータクラブは、東京藝術大学で一番古い歴史を持つサークル。1970年に、バッハのカンタータを演奏することを目的として結成されました。学部学科を越えて約70人の学生と卒業生が在籍し、例年、夏の日光合宿では日光真光教会で練習を行い、その成果を日光真光教会特別演奏会で披露してくださっています。

今年の演目は、J・Sバッハ作曲「カンタータ第4番《キリストは死の縛めを受けて》」「カンタータ第115番《備えをなせ、わが心よ》」。古楽器を含む美しいオーケストラと、合唱・ソリストの美しい賛美の歌声が、歴史ある聖堂内に響き渡ります。

会場となる「日本聖公会北関東教区 日光真光教会」は、立教大学・清里清泉寮などの施設を持つ、英国国教会系の日本聖公会の教会。栃木県の指定有形文化財の歴史ある教会です。ロマネスクに近いゴシック様式の聖堂の外壁には、地元、大谷川と稲荷川から採取した安山岩が用いられ、重厚かつ温かな色合い。

屋根を支えるシザーストラスの梁と内陣スクリーンが印象的なこの教会を設計したのは、著名な建築家J・M・ガーディナー。彼は米国聖公会から派遣された宣教師でもあり、立教学校(現・立教大学)の校長を務めた教育者でもありました。

聖堂の内部には地元産の板橋石が使われ、音響も素晴らしく、バッハカンタータクラブの美しく格調高い演奏を、この聖堂で聴けるのを毎年楽しみにしているファンも多数。

聖檀上部には、バチカン美術館蔵のラファエロの絵画「キリストの変容」をモチーフにした、丸いステンドグラス、聖堂後方(西側)のステンドグラス中断には4人の福音記者のシンボル。ステンドグラス上段と下段は、キリスト教諸聖人のシンボルが描かれています。

聖堂内部の朗読台の前の床下の納骨堂には、この教会の設計者であるJ/Mガーディナー師と夫人、ご家族が、遺言によりこの教会の納骨堂に眠っておられます。

夏の一夜、日光の歴史ある教会で、東京藝術大学バッハカンタータクラブの美しい演奏をぜひ、お楽しみください。

東京藝術大学バッハカンタータクラブ「日光真光教会特別演奏会」
日時:2024年8月10日 18:30開演(18:00開場)
入場無料
会場:日本聖公会北関東教区 日光真光教会
住所:住所: 栃木県 日光市 本町 1-6
電話:0288-54-3464
交通:【バス】JR・東武日光駅から バス「西参道入口」下車。【車】日光ICから車で7分。
※駐車場は、教会と栃木銀行の間の坂を上ったところ、磐梯日光店様の駐車場をご利用ください。

ライター/音楽講師/作詞家(日光市・鹿沼市・益子町・那須町)

自然と美味しいものが大好き。92歳のばばちゃまをのせた車いすを押して、心に響く風景や美味しいものを求めて、あちこち出没しています。Yahooエキスパート、日光市観光協会公式WEB「日光旅ナビ」、トラベル.jp、その他多数の旅行・グルメ情報webサイトに寄稿しています。

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