映画コナンで一躍有名に!渡月橋は別名だった。本当の名称とその歴史を紹介
京都・嵐山を代表する観光名所「渡月橋」。
映画『名探偵コナン から紅の恋歌』の挿入歌である倉木麻衣さんの「渡月橋 〜君 想ふ〜」で一躍有名になりました。
そんな渡月橋ですが、もともとは「法輪寺橋」と言う名称だったのです。
渡月橋と法輪寺橋
現在の渡月橋は1934年に作られたもので、最初に橋が架けられたのは平安時代のことでした。
施工したのは真言宗派の僧侶で、空海の弟子でもあった僧侶の道晶。
彼は嵐山にあった葛井寺を再興し、名を「法輪寺」と改め、「法輪寺橋」を架けたとされています。
渡月橋になった理由
最初に法輪寺橋を「渡月橋」とよんだのは、鎌倉時代に天皇も務めた・亀山上皇です。
亀山上皇は「橋の上から夜空を眺めていると、まるで月が橋を渡っているようだった(原文:くまなき月の渡るに似る)」といい、感動して「渡月橋」と命名したのだとか。
月が輝く夜に、亀山上皇の言葉を思い出しながら橋を渡ってみるのもロマンチックかもしれません。