【多肉植物】春の根の成長が遅い苗を助ける2つの方法
こんにちわ!taniku-dayのちかです。
春は多肉狩りの季節ですね。カット苗を購入しお気に入りの鉢へ植えて成長を楽しみにしている方も多いのではないでしょうか?
どうでしょう?お迎えしてどのくらいで発根しましたか?1週間以内の苗もあれば1か月経つのに発根しない苗もありませんか?
発根しないと、
- 枯れたのかな?
- 根がでないで枯れるのかな?
- 下葉が枯れて小さくなった
こんな心配ゴトありませんか?
今日は、根の成長が遅い苗を助ける2つの方法をご紹介していきますね。
どうして根がでないことがあるの?
多肉植物の品種で、発根が遅いタイプ・早いタイプがあります。
基本的に成長の早い品種は発根速度も早いです。
- セダム:1週間~
- クラッスラ:2週間~
- エケベリア:1~3週間~
発根が遅い品種
- アガボイデス系2~4週間
- パキフィツム系2~4週間
となっています。
発根が遅い品種であっても春の時期なら1か月以内に発根します。
発根が遅い理由は?
発根が遅い理由は3つあります。
- 苗の状態が悪い
- 乾燥している
- 古い根が邪魔をしている
状態が悪い苗は、刺激の弱い環境で発根を待つか、葉挿しにするかになると思います。
苗の状態はいいけど、発根が遅い場合は次の方法で発根を促す事ができます。
根の成長が遅い多肉の根を出す方法
カット苗の多肉植物を購入した時の一般的な植え付け方法
枯れ葉と古い根の処理をし、清潔な土と苗に見合った鉢を準備して苗を植え付けます。発根する箇所が土に触れて数週間で白く艶やかな根がでます。
水やりの方法は、植え付け後すぐ水やりする人と数日後の人に分かれますが、私は土の表面と根にあたる部分が湿る程度の水やりをします。
シャワーで1秒、霧吹きで5回シュッくらいの感覚です。湿らせて何がしたいのかというと、発根する部分に水分がある事を知らせるためです。
根をだすと、吸水できるよ~と伝えています。普通ならこの方法で大丈夫なのですが、待ってもでない苗はちょっとコツが必要です。
古い皮をむく
苗の裏(根がでてくる箇所)をみると、茶色く硬い部分があります。茎が古くなると茶色く硬化します。菌の侵入や蒸れを防ぐ役割を果たしています。
茶色の内側は若い茎が隠れていて、この部分から発根します。
しかし、古い皮が邪魔をして茎がでる妨げになることがあります。
その場合は、古い茎を爪やピンセットで軽く刺激し剥いてあげると、若い茎から根がでやすくなります。
黒いトレーに置く
発根部分が葉の内側に入り込み土に触れにくい場合に有効です。
タニラーがよく使用する黒トレーの上に発根部分を接するように置き、温かい日陰で1週間ほど待つだけです。
黒が熱を吸収し発根を促し、格子上の底が程よい通気性があるにも関わらず、適度に蒸れる事で発根しやすい条件を満たしてくれます。
以前は、金網に苗を置き通気性をよく乾燥をさせ発根していましたが、遅い事と新根が成長する前に乾燥で枯れる事もシバシバでした。
黒トレーにしてからは、発根率が2倍にあがりました。
発根を確認できたら、通常の同じ手順で植え付ければ完成です。
まとめ
このように根の成長が遅いと感じた時は、
- 古い皮を剥いてみる
- 黒トレーに並べてみる
方法を試してくださいね。
4月~5月中旬はまだまだ植え付けのおススメな時期です。早めに根をだして夏の暑さに耐える体力をつけさせるのも大事になります。
ぜひぜひ、ゴールデンウィーク中の多肉ゴトにやってみてくださいね。