2018年にデビューした選手の本塁打ランキング。トップ2は大谷翔平とロナルド・アクーニャJr.
大谷翔平(ロサンゼルス・ドジャース)は、2018年にメジャーデビューし、今シーズンが終わるまでに、ロサンゼルス・エンジェルスで171本のホームランを打った。
2018年にデビューした選手の通算本塁打トップ10は、以下のとおり。
150本塁打以上は、大谷の他に2人、161本のロナルド・アクーニャJr.(アトランタ・ブレーブス)と160本のホアン・ソト(ニューヨーク・ヤンキース)だ。あとの選手は、125本に満たない。
大谷とアクーニャJr.は、2018年に新人王を受賞した。2023年のMVPも共通――大谷は2年ぶり2度目、アクーニャJr.は初――する。ソトは、2018年の新人王投票で、アクーニャJr.に次ぐナ・リーグ2位にランクインした。当時はワシントン・ナショナルズにいて、そこから、トレードで2度移籍。昨年の夏にナショナルズからサンディエゴ・パドレス、今オフにパドレスからヤンキースへ移った。MVPは、まだ受賞していない。MVP投票の順位は、2019年がナ・リーグ9位、2020年がナ・リーグ5位、2021年がナ・リーグ2位、今年はナ・リーグ6位だ。
このままいくと、ソトは、来オフにFAとなる。それまでに、ヤンキースと延長契約を交わすかもしれないが、どちらにせよ、その契約は、マイク・トラウトの12年4億2650万ドル(2019~30年)を上回り、大谷の10年7億ドル(2024~33年)に次ぐ総額となる可能性が高い。アクーニャJr.は、2019年の開幕直後に、8年1億ドル(2019~26年)の延長契約を手にした。
ソトの通算出塁率と通算OPSは、大谷とアクーニャJr.を上回っている。大谷が.366と.922、アクーニャJr.が.381と.918、ソトは.421と.946だ。また、3人のなかで、ソトは、最も若い。来シーズンの年齢(6月30日時点)は、大谷が29歳、アクーニャJr.が26歳、ソトは25歳だ。
なお、デビューした年を問わない場合、彼らは、それぞれ、このスパン(2018~23年)の本塁打ランキングの10位、16位、17位に位置する。トップ3は、206本のマット・オルソン(アトランタ・ブレーブス)、201本のアーロン・ジャッジ(ヤンキース)、200本のカイル・シュワーバー(フィラデルフィア・フィリーズ)だ。
また、このスパンの4位、192本のピート・アロンゾ(ニューヨーク・メッツ)は、2019年にデビューした。スタッツ・センターによると、最初の5シーズンにアロンゾより多くのホームランを打った選手は、215本(1946~50年)のラルフ・カイナーと201本(2001~05年)のアルバート・プーホルスしかいない。アロンゾのメジャーリーグ2年目は、1チーム60試合の短縮シーズンだった。
アロンゾも、来オフにFAとなる。こちらも、大型契約を手にするだろう。ただ、ホームランは多いものの、通算の出塁率とOPSは.342と.870なので、大谷、アクーニャJr.、ソトほどは高くない。来シーズンの年齢は、29歳だ。