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2018年にデビューした選手の本塁打ランキング。トップ2は大谷翔平とロナルド・アクーニャJr.

宇根夏樹ベースボール・ライター
大谷翔平(ロサンゼルス・ドジャース)Dec 14, 2023(写真:ロイター/アフロ)

 大谷翔平(ロサンゼルス・ドジャース)は、2018年にメジャーデビューし、今シーズンが終わるまでに、ロサンゼルス・エンジェルスで171本のホームランを打った。

 2018年にデビューした選手の通算本塁打トップ10は、以下のとおり。

筆者作成
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 150本塁打以上は、大谷の他に2人、161本のロナルド・アクーニャJr.(アトランタ・ブレーブス)と160本のホアン・ソト(ニューヨーク・ヤンキース)だ。あとの選手は、125本に満たない。

 大谷とアクーニャJr.は、2018年に新人王を受賞した。2023年のMVPも共通――大谷は2年ぶり2度目、アクーニャJr.は初――する。ソトは、2018年の新人王投票で、アクーニャJr.に次ぐナ・リーグ2位にランクインした。当時はワシントン・ナショナルズにいて、そこから、トレードで2度移籍。昨年の夏にナショナルズからサンディエゴ・パドレス、今オフにパドレスからヤンキースへ移った。MVPは、まだ受賞していない。MVP投票の順位は、2019年がナ・リーグ9位、2020年がナ・リーグ5位、2021年がナ・リーグ2位、今年はナ・リーグ6位だ。

 このままいくと、ソトは、来オフにFAとなる。それまでに、ヤンキースと延長契約を交わすかもしれないが、どちらにせよ、その契約は、マイク・トラウトの12年4億2650万ドル(2019~30年)を上回り、大谷の10年7億ドル(2024~33年)に次ぐ総額となる可能性が高い。アクーニャJr.は、2019年の開幕直後に、8年1億ドル(2019~26年)の延長契約を手にした。

 ソトの通算出塁率と通算OPSは、大谷とアクーニャJr.を上回っている。大谷が.366と.922、アクーニャJr.が.381と.918、ソトは.421と.946だ。また、3人のなかで、ソトは、最も若い。来シーズンの年齢(6月30日時点)は、大谷が29歳、アクーニャJr.が26歳、ソトは25歳だ。

 なお、デビューした年を問わない場合、彼らは、それぞれ、このスパン(2018~23年)の本塁打ランキングの10位、16位、17位に位置する。トップ3は、206本のマット・オルソン(アトランタ・ブレーブス)、201本のアーロン・ジャッジ(ヤンキース)、200本のカイル・シュワーバー(フィラデルフィア・フィリーズ)だ。

 また、このスパンの4位、192本のピート・アロンゾ(ニューヨーク・メッツ)は、2019年にデビューした。スタッツ・センターによると、最初の5シーズンにアロンゾより多くのホームランを打った選手は、215本(1946~50年)のラルフ・カイナーと201本(2001~05年)のアルバート・プーホルスしかいない。アロンゾのメジャーリーグ2年目は、1チーム60試合の短縮シーズンだった。

 アロンゾも、来オフにFAとなる。こちらも、大型契約を手にするだろう。ただ、ホームランは多いものの、通算の出塁率とOPSは.342と.870なので、大谷、アクーニャJr.、ソトほどは高くない。来シーズンの年齢は、29歳だ。

ベースボール・ライター

うねなつき/Natsuki Une。1968年生まれ。三重県出身。MLB(メジャーリーグ・ベースボール)専門誌『スラッガー』元編集長。現在はフリーランスのライター。著書『MLB人類学――名言・迷言・妄言集』(彩流社)。

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